生産終了発表と同時にパジェロのMT中古車を購入。11年落ちでいくら?

日刊SPA! / 2019年6月23日 8時51分

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砂漠の勇者パジェロを手に入れましたが、砂漠に行くどころかオフロードを走るつもりもありません! だって、このパジェロは家族のためのファミリーカーなんですから!

 三菱自動車の名車といえば、ランエボことランサーエボリューションとパジェロ。三菱が誇った2枚看板であります。ランエボは10代目で終了。とっくの昔に生産中止になっておりましたが、パジェロも現行の4代目で国内向け生産の終了が発表されました、涙。そんなタイミングで、モテないカーマニア軍団にパジェロが仲間入り! 希少なロングのMTモデルであります。

MJブロンディ改め永福ランプ=文 Text by Shimizu Souichi
池之平昌信=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu

◆パリダカの栄光も遠い過去……。生産終了のパジェロを中古で買いました

永福:モテないカーマニア軍団の諸君! このたび安ド二等兵がパジェロを買ったぞ!

担当K:パジェロの国内向け生産終了の発表があったばっかりですから、タイミング最高ですね~。

流し撮り職人:ファイナルエディション(453万円)ですか?

安ド二等兵:そんなの買えるわけありません。’08年式・走行9万km弱の中古車です!

永福:11年落ちかあ。で、いくら?

安ド:車両本体99万9000円、コミコミ123万円でした。

担当K:11年落ちで100万円超えるんだ! それって生産中止発表の影響ですかね?

安ド:いや、発表される前から中古車サイトでずっと検索していましたけど、相場は変わってないです(笑)。現行パジェロ(ロング)のMT車としては、これが日本最安でした!

永福:また日本最安の中古車か……。安ドは以前、日本最安のムルティプラで痛い目に遭ったから不安だな。

職人:フィアットと三菱を一緒にしないでくださいよ~。これ、見た感じすごくキレイだし、大事にされてた感があります。大丈夫でしょう。

安ド:そう願いたいです!

永福:新車はまったく売れなくなっていたが、11年落ちで100万円とは、中古車市場ではパジェロはまだ人気あるんだな。

職人:そりゃあ、一時は一世を風靡したクルマですから。根強いファンはいますよ。現ランエボオーナーとしても、三菱のもう一方の名車に対する憧れは強烈です。

◆パジェロはパリダカの王者

担当K:考えてみれば職人は、元パジェロイオのオーナーでしたね。

職人:自分は本物のパジェロには手が届かなかったので、やられた! って思いました。パジェロはパリダカの王者ですから。WRCの勇者だったランエボより格上っていう感じすらありますからねえ……。

永福:元・砂漠の王者か……。

安ド:僕にはそういうイメージはあんまりなくて、あくまでファミリーカーとして買ったんですけどね。3列シートのMT車は、なにしろこれしかなかったので。

永福:普通ならミニバンを買うところを、あえてパジェロのMTとはエライというか、ムダというか……。乗ってみると、デカいし重いし、燃費がメチャメチャ悪そうだな!

安ド:いやー、やっぱりデカいクルマはいいです! エンジンは3リッターV6ですし、前を走るクルマが勝手にどいてくれます。デミオじゃ誰もどいてくれなかったんで、すっごく気持ちいいです!

担当K:僕は初めてパジェロに乗りましたけど、目線の高さに感動しました。乗り心地もいいし、なんだからウキウキしますね!

職人:なにしろ名車ですからねえ。

永福:名車が落ちぶれ切った時、特に思い入れなくファミリーカーとして買ったという経緯が泣かせるな。

担当K:これでパジェロファミリーは全滅ですよね?

職人:ですねえ。パジェロミニ、パジェロジュニア、パジェロイオ、そしてパジェロとすべて……。

永福:一時は一族を形成してイケイケだったパジェロが消える。しみじみ泣かせるなあ。

職人:でも海外ではまだ健在ですよ。

永福:海外では三菱の不祥事なんて報道されなかったから、イメージダウンもなかったんだよな。

職人:タイで生産中のパジェロスーポーツやトライトンは、アジアで大人気です!

担当K:安ドさんはこれでどこへ行くんですか? やっぱり河原でバーベキューですか?

安ド:いやー、そういう趣味もないので、一番行くのは浦和レッズの応援ですかねえ。

職人:あ! そこで三菱がつながるじゃない!

安ド:僕は三菱車への思い入れはないんですけど、ずっとレッズサポーターなので、間接的には三菱ファンなんです。

永福:あくまで間接的にね……。

【結論】
パジェロの国内販売中止は、ステイタスの低下が原因でありましょう。さまざまな不祥事がありましたし、パリダカの栄光も遠い過去のものになりました。それらをすべて乗り越えて三菱には頑張っていただきたいです。

【清水草一】
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中。清水草一.com

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