500円のうな丼が食べられる! 土用の丑の日は“うなぎでせんべろ”

日刊SPA! / 2019年7月27日 8時50分

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ワンコインうな丼

 毎年、蒸し暑い夏とともにやってくる「土用の丑の日」。今年の丑の日は7月27日だが、なかなか暑くならないこともあって、その機運が高まってこない。

 土用の丑の日といえばうなぎを食べる習慣がおなじみで、古くは「万葉集」にその記載が見られるが、一般に広まったのは江戸時代に入ってからで、平賀源内が広めたとする説が有力だ。

◆「うなぎ」で「せんべろ」できる店がある

 アベノミクスの効果が出てると謳う向きもあるが、私たち庶民の財布が潤っている実感はほとんど皆無に近いので、高級食材である「うなぎ」にはなかなか手が伸びないのも事実。だが実は、うなぎで「せんべろ」できるお店があるのだ。

「名代 宇奈とと」は、2000年に創業という比較的新しい店ながら、東京在住の人にはおなじみのうな丼チェーン。80年代にアイドル落語家として一斉を風靡した、金原亭世之介の発案で創業され、世之介は初代の代表取締役社長にもなった。現在、東京都内に11店舗、大阪に4店舗を構えるばかりか、香港をはじめとする海外にも7店舗出店している。

 さて、本題の「せんべろ」だが、まず注文するのはビールセット。400円で生ビールにうざく(うなぎの蒲焼にきゅうりを加え三杯酢で和えたもの)が出てくる。うざくは酢の物ながらうなぎの蒲焼の香りとタレの存在感がありしっかりしたつまみになる。

 他に安いつまみはないかとメニューを眺め、「お新香」(100円)を注文すると、店員が「こちらに柴漬けもご用意しておりますがよろしいですか」と。牛丼店でいう紅ショウガのようにフリー柴漬けがあり、そちらを勧めてくれたのだ。なんと商売っ気のないことか。お言葉に甘え、漬物は100円のお新香ではなく0円の柴漬けをいただき、2杯目の生ビール(単品価格280円)と「オクラのおひたし」(100円)を注文。

「せんべろ」とは「千円でベロベロになる」という意味で、小説家の中島らもと編集者が発案した言葉だとされるが、昨今の飲食店の看板をみると「ドリンク1杯+おつまみ3品」などを、せんべろセットと称して出している店も多く見かける。

 だが酒飲みからしてみれば「ドリンク1杯なんて、動脈に直接注射したってベロベロにはならないよ」といったところだ。最低でも3杯は欲しい。すでに目の前には「うなぎ・漬物・おひたし」という渋いながらも素敵なデッキが出来上がっているので、3杯目のビールを注文する。

◆衝撃の会計額は…?

 結果的にビール3杯と、うざくと柴漬け、オクラのおひたしで、お会計はなんと1060円(税込)という破格となった。まさに「せんべろ」といえる。

「せっかくの土用の丑の日なのに、寂しいな…」と感じるならば、様々な居酒屋メニューも用意されているので、うなぎの肝の串焼きやうなぎ入りだし巻き、一匹まるまるの蒲焼などに進むのも良いだろう。

 また、シメを欲するのであれば、こちらのウリである「ワンコインうな丼」と呼ばれる500円のうな丼を(写真はダブル)。店ごとに備長炭で焼いていることもあって、ふっくらした食感はこの価格で食べられるレベルをはるかに超えている。この肉厚っぷりも500円で得られるとは思えない満足感。土用の丑の日を、家計に傷をつけずに楽しくやるならオススメだ。<取材・文・撮影/Mr.tsubaking>

【Mr.tsubaking】
Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。

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