息を吐きかけると酔っ払い度を教えてくれるガジェットで飲み過ぎを防止する

日刊SPA! / 2019年8月30日 15時54分

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6杯飲んだ時点で、TISPY2で計測してみました

―[30代が知らないと恥ずかしい! 今さら聞けないお酒のキホン]―

― 第62回 ―

 お酒を飲むと、アルコールが体内に吸収され、血中に溶け込み、さらには吐き出す息にも含まれるようになります。呼気中のアルコール濃度は、その人がどのくらい酔っているかのバロメーターとなります。今回は、息を吐きかけると呼気中のアルコール濃度を教えてくれるガジェットを紹介しましょう。

 警察が飲酒検問をする際、ドライバーに息を吐きかけさせてお酒を飲んでいるかどうかを判別するのに使うのがアルコール検知器です。業務用は高いし、本体がごついのですが、酒飲みとしては自分がどれくらい飲めるものなのか試したくなるものでしょう。

 そんな時に活躍するのがIoTアルコールガジェット「TISPY2」です。手のひらサイズの小さなデバイスで、香水瓶のようなデザインが目を引きます。突起部分に搭載されているセンサーに息を吹きかけると、1リットル当たりの呼気中に含まれるアルコール量を計測してくれるのです。

 1.3インチの有機ELディスプレイを搭載しているほか、Wi-Fi機能付のSDカードを利用することで、スマホで情報を確認することもできます。

 まずは、購入を検討しているスプマンテを4杯。1200円という格安ながらフルーティで、美味しいので杯を重ねました。少々甘やかですが、ボトルのデザインもきれいで女性に人気が出そうです。その後、肉を食べながら赤ワインを1杯。そして、シングルモルトウイスキー「グレンモーレンジ」のハイボールを1杯。2時間で6杯飲んだので、ここで計測をしてみました。

 側面の電源ボタンを押して電源を入れ、電源ボタンと上部の測定ボタンを押して測定を開始。「GO」の表示と共に、センサーに息を吹きかけます。

 結果は、0.12mg/Lとなりました。ほろ酔いという感じです。このように、一瞬で良いの状況を把握できるのがユニークです。問題ないような演技をしていても、アルコール濃度が高ければ酔っており、身体や脳に影響が出ています。お酒に強ければ短時間でアルコールを分解していきます。

 「TISPY2」で計測する際は、水で完全に口の中をきれいにしなければなりません。少しでもお酒が残っていると、とんでもない数値が検出されてしまいます。もし、あり得ない数値が出たら、水を飲んで再チャレンジしましょう。それでも高い数値が出たら、酔っているということです。

 スマホ上では、アルコール濃度だけでなく、飲んだ量のビール中ジョッキ換算や飲むペース、酔い具合なども教えてくれます。ペースが早すぎるとか、今すぐ切り上げろ、といったアドバイスが出るので見逃さないようにしましょう。

 左上には、酔いが覚めるまでの予測時間も表示されます。翌日、朝から仕事なのであれば、参考にして切り上げることも可能です。一定間隔で計測してデータを溜めれば、自分がどのくらいのペースでアルコールを分解できるか把握できます。たくさん飲んだときは、仮眠程度ではアルコールが抜けない、というのも数値で確認できます。

 「TISPY2」は記録を残してスマホを残すだけでなく、ゲストモードも搭載しています。記録は蓄積されませんが、誰でもその場で呼気中のアルコール濃度を計測できるのです。

 呼気中のアルコール量が少ない方がいいわけですから、飲み過ぎの防止にもなります。いつも誰かが酔い潰れる、というなら、一番計測量が多い人は、次の注文はノンアルコールのみといったキメごとをするのも面白いでしょう。

 本体の電源は単4電池です。乾電池が同梱しているのですが、充電池に変えれば本体で充電することも可能です。価格は税込み1万6200円ですが、最新かつ類のないIoTデバイスなので高くは感じないでしょう。興味のある人はチェックしてみましょう。

【柳谷智宣】
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2年前に海底熟成ウイスキーを扱う「トゥールビヨン」を立ち上げ、現在販売中

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