文春砲を超える『実話ナックルズ』の驚異的な情報力。新井浩文の疑惑をスクープetc.

日刊SPA! / 2019年10月2日 15時50分

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警察にも反社にもくみせず独自のポジションを保ちながら、刺激的な情報を発信し続けている『実話ナックルズ』

 雑誌の衰退が叫ばれている中、確かな取材力を武器に、売り上げを伸ばす専門誌もある。今回は今注目の専門誌を直撃取材。

◆「文春砲」を超える速射砲も!『実話ナックルズ』

 ’01年創刊。発行元は大洋図書。裏社会からゴシップ、オカルト、サブカルチャーまで扱う。警察にも反社にもくみせず独自のポジションを保ちながら、幅広いコネクションと取材力を生かし、刺激的な情報を発信し続けている。その取材力は時にあの『週刊文春』さえ凌ぐ。厳密には専門誌ではないが、裏社会の情報に精通する数少ない雑誌のひとつであることから今回取り上げた。

◆熱狂的な支持者多数! 体を張った驚異の情報力

 暴力、違法薬物、半グレ、都市伝説、芸能裏話……良識派が目を背けるような禍々しいタイトルがズラリと並ぶ。しかし、『実話ナックルズ』が現在のスタイルを確立するまでには紆余曲折があった。

「創刊当時から取り上げるものはなんでもアリでした。『逆マジックミラー号が出没』などの都市伝説を扱うようになったのは、新潟にいる伝説的なヤリマン・けいこの特集がウケたから。このときは実際に編集部員が確認しに行きましたね」(宮市徹編集長)

「芸能ネタを強化したきっかけは、島田紳助の暴力団交際騒動から。新井浩文の疑惑と言われる記事を他誌に先駆けてスクープできたのもそうですが、表の有名人のスキャンダルを裏ルートで入手することが最近増えてきましたね」(バーガー菊池芸能デスク)

 『ナックルズ』発のニュースはアングラ業界の最新トレンドを映す鏡というわけだ。刺激的な記事のネタはライターや編集者から上がってくることもあるが、読者や関係者からのタレコミも多い。ドラッグの製造現場写真などは「これ見てくださいよ!」といった様子で嬉々として送られてくる。情報が表沙汰になれば逮捕されるリスクもあるのに、なぜ……?

「ギャラ目的とは明確に違うんですよ。エロ投稿写真と同じで、一種の自己顕示欲なんだと思います。ありがたいことに、『実話ナックルズ』に載ることが一種のステータスになる人がいるのでしょう」(宮市編集長)

 9月より大手コンビニではアダルト誌の販売が中止に。『ナックルズ』のような反社会的テーマの雑誌も危うくなるのではないかと噂されているが「誌面をマイルドにするつもりはない」とキッパリ。地下に潜っていく一方の半グレ最新事情も併せて、一般誌では触れられない裏ネタに今後も期待したい。

◆<超DEEP!アングラ3大新潮流>

1.関西を中心に復活?「ネオ半グレ現象」

’12年の六本木「フラワー」襲撃事件により、関東連合は事実上の解散状態に。これで半グレの“黄金期”は終焉を迎えたとされてきた。しかし実際は大阪の「アビス」グループなどが跋扈。今なお増加傾向にある

2.特報級ニュースをあえてのイニシャル報道

俳優・新井浩文の強制性交容疑。事件を逮捕前からスクープしていたのが同誌だったが、なぜか誌面ではイニシャルで報道。「あくまで俳優Aの話。Aの情報は以前から知っていました」とは編集部の談

3.獄中からの手紙急増。迫られる編集部の対応

元関東連合・石元太一氏の獄中手記掲載を契機に、刑務所からの手紙が急増。その中には、警察も把握していない一級品の裏ネタもあるという。これら素材を骨太のノンフィクションに仕上げるなど、“調理法”を模索中

<取材・文/週刊SPA!編集部>
※10/1発売の週刊SPA!特集「専門誌のニュース速報」より

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