会話が通じない、遠回り、ぼったくり…海外旅行でタクシートラブルを避ける方法

日刊SPA! / 2019年10月16日 15時54分

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言葉がうまく通じないところや治安の悪いところでタクシーに乗るのは、ハードルが高い

―[デジタル四方山話]―

~第69回~

 海外旅行は最高に楽しいが、ストレスを感じることもある。筆者の場合、それがタクシー移動だ。飛行機や電車はあらかじめ調べておけば、切符を買って乗るだけでいいし、楽しい。しかし、タクシーは目的地を伝えるところから苦労する。

 英語の発音が悪くて通じない、そもそも英語が通じない、施設名を見せても知らない、住所を見せても肩をすくめられたりしたらお手上げだ。現地語でがーっと質問し返されても、英語以外だと理解もできない。そこで万全を期したいときは、ノートに行先名と住所を英語と現地語で書いたものを用意しておき、見せることにしている。

 走り出して次に気になるのは遠回り。質の悪いドライバーに当たると思いっきり変な道に向かってしまう。Googleマップで見ているからわかるのだが、指摘してもどこ吹く風。

 到着後はぼったくりが面倒。普通に10ドルとか上乗せしてきたり、450円程度のところ「せんえん」と日本円で1000円札を取りに来ようとするのには絶句する。メーターを見ていたのに、到着した瞬間に跳ね上がることも。経費請求に必要だったり、金額把握のためにレシートが欲しいのにくれない。そもそも、白タクより公式タクシーのほうが、メーターに細工していて危険だという国もある。

◆会話不要、ぼったくりの心配もなしのサービスは?

 これらすべてのデメリットを解消するのが配車サービスアプリだ。日本では、「JapanTaxi」や「MOV」といったタクシーアプリが公開されており、筆者も超ヘビーユースしている。海外でも、現地で展開している配車アプリが大活躍するのだ。

 有名なのが、「Uber」だ。日本でも一時期サービスを提供していたので、知っている人は多いだろう。アメリカやヨーロッパを中心に、世界70か国以上で利用できる。東南アジアでは「Grab」というサービスが主流だ。中国では「滴滴出行」という配車サービスが使われているようで、東京と京都でもタクシー配車サービスを開始している。

 これらは、ライドシェアというシェアリングエコノミーサービスの一種。タクシーだけでなく、一般人が小遣い稼ぎで自分の車を使って目的地まで送ってくれるのだ。そのぶんタクシーより割安となる。日本では白タク行為となるので、このサービスは提供されなかった。国によっては、タクシーも呼べたり、高級車を手配したり、他人との乗り合い車を選択することもできる。

 メリットその1は、どこでも呼べること。東京なら道に立っていれば、タクシーはすぐつかまる。しかし、海外だと大きな施設のタクシー乗り場以外では、タクシーを捕まえるのに苦労することがある。配車アプリなら自分のいる場所の近くにさくっと呼べるのが便利だ。

 メリットその2は、会話をする必要がないこと。アプリで行先を指定できるので、呼び出した車のナンバープレートを確認して乗り込むだけでOK。

 メリットその3は、ぼったくられないこと。アプリに登録したクレジットカードから引き落とされるので、現金を出す必要がない。メーター以上の金額を支払うこともない。事前に想定料金が出るので、もし遠回りされたらすぐにわかる。もし、遠回りされたり、ガソリンスタンドに寄られたり、迷ったふりをされても、通常であれば現地語でまくしたてられて終わりのところ、下りてから配車アプリに連絡し、返金を依頼できる。そもそも「Grab」では乗った時点で料金が確定しているので、遠回りされることもない。

◆チップも不要。必要なのは「サンキュー」と言うだけ

 そのほかにも、運転手には良い評価が付くと優先的に配車してもらえるというインセンティブがあるので、対応がよくなる傾向にあるのもうれしいところ。チップもアプリから後で払う仕組みなので、トランクを下ろしてもらっても、「サンキュー」というだけでOK。

 タクシーを自由に使えると、海外旅行時の移動時間を大幅に削減でき、さらに観光に時間を費やせるようになる。複数人で旅行しているなら、電車やバス代とほとんど変わらなかったり、かえって安くなることもある。

 配車サービスは想像を絶するほど便利なので、まだ使ったことのない人はぜひ活用することをオススメする。

【柳谷智宣】
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2年前に海底熟成ウイスキーを扱う「トゥールビヨン」を立ち上げ、現在販売中

―[デジタル四方山話]―

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