『ドラクエウォーク』配信から4か月も人気を維持する理由は?

日刊SPA! / 2020年1月26日 8時30分

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「メタルフェスティバル」イベントのメガモンスター「メタルドラゴン」

―[絶対夢中★ゲーム&アプリ週報]―

 昨年9月から配信されたシリーズ初の位置情報ゲーム『ドラゴンクエストウォーク』。自分で目的地を選んで実際に歩き、クエストをクリアしていくのが特徴で、敵との戦闘は本家と同じくコマンド式バトルです。

 配信から4か月経ちますが、現在もセールスランキングで上位を維持し続けています。スマホゲームはコンシューマと違い、配信後の細かい改良や新システムの導入が人気の維持には不可欠。今回は『ドラクエウォーク』が支持される理由を、進化の過程から見ていきたいと思います。

◆ユーザーの不満を解消するUI改良や機能改善

『ドラクエウォーク』は先行する『ポケモンGO』とは異なり、歩きスマホ対策として自動で戦闘を行う「ウォークモード」が導入されています。ただ、配信当初はHPが減って瀕死状態になっても自動回復してくれないなどの不満が出ていました。

 それを受けて12月に実装されたのが、戦闘ON/OFFやHP自動まんたん機能が選べる新ウォークモード設定。これで長時間画面を見なくても勝手に戦闘を続けてくれ、経験値稼ぎがラクになりました。同時期にパーティを記憶して簡単に切り替えられる機能も搭載。位置情報ゲームの根幹である移動時のシステムや、育成周りの煩雑さが改善されより遊びやすく進化しています。

 また、メガモンスター討伐で消費する「討伐手形」が1枚から最高5枚までストックできるようになったのも、週末にまとめて遊ぶ社会人にはうれしい変更。イベントで不具合が発生した際のレスポンスが早いなど、細やかな運営ぶりに評価の声が上がっています。

◆「心珠」の追加で強化されたやり込み要素

 モンスターを倒すと手に入るモンスターの「こころ」は、装備するとステータスが底上げされる『ドラクエウォーク』独自の要素。ランクがあり、「S」ならば強力なスキルもついているため、こころを追い求めてあちこちを巡るプレイヤーが数多くいます。ガチャでレアな武器や防具を引かずとも、無課金で戦力を底上げできるのが魅力です。

 11月には、「こころ」を素材にランダムで生成できる「心珠」という装備が新たに実装されました。「水系への耐性+7%」「スキルHP回復効果+6%」といった特殊効果がキャラに追加されるため、こちらも戦力アップにつながります。これまで弱いモンスターのこころは無駄になっていましたが、心珠に変換できることで戦闘のモチベーションがより上がった格好です。

◆「バトルマスター」など待望の上級職が登場

 1月下旬に導入予定でまだ実装前ですが、発表と同時に多くのユーザーから歓迎されたのが上級職の追加。現在キャラの職業レベルはMAX55まで。すでにカンストし2職業目を育てているプレイヤーも増えてきています。上級職は「戦士レベル50+武闘家レベル50=バトルマスター」といった具合に、2つの職業をレベル50にすることで転職可能です。さらなるやり込み要素として、プレイヤーを飽きさせない施策となっています。

『ドラクエI』や『ドラクエIV』の物語を追体験できるイベントも好評のうちに幕を閉じました。また、1月28日までになりますが、シリーズファンなら垂涎のメタル系が大量発生するイベント「メタルフェスティバル」も盛り上がっています。

 これまでの膨大な資産を活かしたイベントと、かゆいところに手が届く細かい調整・変更によって人気を保っている『ドラクエウォーク』。まだまだ快進撃は続きそうです。

【卯月鮎】
ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲームの紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。著作には『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)がある。ウェブサイト「ディファレンス エンジン」

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