この内容で1万2000円!異様にお買い得な「Fire HD 8タブレット」の使い勝手は?

日刊SPA! / 2020年6月24日 15時54分

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「Fire HD 8 Plus」と同梱されている充電器とUSB Type-Cケーブル

―[デジタル四方山話]―

 2020年5月、Amazon.co.jpから第10世代となる「Fire HD 8タブレット」の新モデル3機種が発表された。そのなかの上位モデル「Fire HD 8 Plus」が異様にお買い得だったので、深く考えずに購入してしまった。今回は、この「Fire HD 8 Plus」の使い勝手とコスパについて紹介しよう。

◆価格はiPadの最安モデルの約3分の1!

「Fire HD 8 Plus」は、8インチディスプレイを搭載したタブレット端末だ。解像度は1280×800ドットで、本体サイズは202×137×9.7mm、重量は355gとなっている。CPUは2GHzクアッドコアを搭載し、メモリは3GB、ストレージは32GB備えている(64GBモデルもある)。OSはAndroidをベースにしたFire OSとなり、一般的なAndroid端末とは異なる。USBはType-Cに対応しており、MacbookやAndroidを中心に、Type-Cの環境を構築している人にはありがたいところ。さらにMicroSDカードスロットも備え、最大1TBのメディアに対応する。

 このように充実した内容にもかかわらず、価格が驚きの1万1980円。iPadの最安モデルの3万4800円と比べて、約3分の1の価格となっている。しかも筆者は、後述するワイヤレス充電スタンドとセットで購入したので、そのぶん割引になり、本体だけなら税込1万824円とさらに安く購入できた。

◆「Google Play」は使えないけど……

 ブラウザやメール、写真のアプリは標準搭載されているが、目的に応じたアプリは搭載されていない。OSが異なるので、通常の「Google Play」は利用できないものの、Amazonが「アプリストア」で用意しているアプリならインストールできる。この「アプリストア」でいろいろなアプリが公開されているので、ひと通りのことはできる。

 Netflixやhulu、GYAO!、ABEMA、YouTube.comをはじめとしたアプリがひと通り揃っているので、動画コンテンツも存分に楽しめる。解像度はそこそこだが、以前のFire HD 8と比べると、コントラスト比は1000:1、輝度は400nits(ニト)に向上しており、十分な画質と言える。また、想像以上に音質がいいのも驚いた。音楽も動画もいい音で楽しめるのはうれしいところだ。

 また電子会議アプリ「Zoom」も用意されている。「自宅からZoomに参加するときはスマホを利用するしかなかった」、という人なら、8インチとはいえタブレットのほうが圧倒的に使いやすいし、見やすくなる。カメラの画質は2Mピクセルで、リアカメラはHDビデオ録画が可能。もちろん、音質も上々だ。

 ブラウザはAmazon純正の「Silkブラウザ」を利用する。残念ながらChromeブラウザなどはアプリストアで公開されていないので、「Silkブラウザ」でブラウジングすることになる。

 この「Silkブラウザ」は、ブックマークや履歴、ダウンロードの管理ができるだけでなく、プライベートタブ機能も用意されており、怪しいサイトを開くときに履歴を残さないようにできる。モバイルサイトとPCサイトを切り替えられるので、PCブラウザでないと動作しないSaaSサービスも利用できるなど、最低限の機能は搭載されている。

 もちろん、電子書籍の閲覧デバイスとしても活用できる。ページ送りもサクサクで、もちろんフルカラー表示なので、雑誌の閲覧も快適だ。

 TwitterやFacebookといったSNSアプリも用意されているので、ブラウザからサインインしなくても手軽に投稿をチェックできる。また、App StoreやGoogle Playと比べれば数は少ないが、一応ゲームも登録されている。マルチプラットフォームのゲームもあり、アカウントを引き継げることもある。高いグラフィック性能を要求するゲームはちょっと厳しいが、普通のゲームであれば問題なく動作する。

◆「アレクサ」を使えるからスマートスピーカーにもなる!

 専用のワイヤレス充電スタンドも発売されているので、一緒に購入してみた。「Fire HD 8 Plus」を縦にも横にも設置でき、このスタンドは、Qiによるワイヤレス充電が可能。載せるだけでいいのはとても便利だ。

 スタンドにセットした状態でも利用できるので、動画の視聴時などにバッテリーの残量を気にせず楽しめるのはありがたい。卓上カレンダーや置き時計として活用することもできるだろう。

 もちろん、音声アシスタントの「アレクサ」も利用できる。「アレクサ、ラジコをかけて」でラジオアプリで再生がスタートする。この状態だとHDスクリーン付のスマートスピーカー「Echo Show」とほとんど同じことができる。スマートスピーカー「Echo Show」の価格は、「Fire HD 8 Plus」本体と充電スタンドを合計した金額に近いので、それなら取り外せて自由に使えるタブレットのほうが便利かもしれない。

 Androidタブレットではないので、そこは理解しておく必要はあるが、できることとできないことを把握していれば問題なし。ニーズに合うなら、性能に比べて、1万1980円という価格は激安と言っていい。スマホとは別にタブレット端末を物色していた人は、「Fire HD 8 Plus」も検討してみよう。

【柳谷智宣】
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。原価BARクラウドファンディング募集中。ご支援お願いします!

―[デジタル四方山話]―

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