「家庭用テレビ」家電販売員が本当に買いたい3機種と絶対に買わない2機種

日刊SPA! / 2020年10月3日 15時54分

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―[家電屋さんのトリセツ]―

 皆さん、こんにちは。関東の某家電量販店に、十数年間務めている店員のスズキです。黒物から白物まで、ジャンルを問わずさまざまな商品の販売に携わり、店長も務めたことがある私が日々の生活に役立つ家電の情報をお届けしていきます。前回は「プリンタの賢い買い方&使い方」を紹介しましたが、今回は家庭用として売れ筋の55インチ前後のテレビの中から、私が「買いたい&絶対買わない機種」を皆さんにお話したいと思います。

◆現役家電量販員が今、一番ほしいテレビは…

 2011年のアナログ停波から約9年。当時、ブラウン管テレビから大型テレビに新調した方の中には、10年の節目にテレビの買い替えを検討している方も多いと思います。そこで一番の売れ筋である55インチ前後の最新テレビの中から、オススメの商品とイマイチな商品を選んでみました。

 ベスト1位は有機ELを採用した東芝の「REGZA 55X9400」です。とにかく画質がきれいですし、音質にもこだわっていて、4K対応やタイムシフト機能搭載など、性能面も無敵です。実勢価格は約27万円とほかの商品と比べて高価ですが、高画質・高音質で楽しみたい人にはピッタリです。

◆コスパも追求したい人にオススメの2位&3位

 もう少し予算を抑えたい方は、ベスト2位に選んだSONYの「BRAVIA KJ-55X9500H」がオススメ。有機ELではありませんが、液晶が苦手な動きのボケや視野角がしっかり補正されているので、広いリビングでも明るく、きれいに見えます。4Kにも対応していてる55インチで実勢価格が約16万円と、財布に優しいのも魅力です。

 ベスト3位のパナソニックの「VIERA TH-49HX850」も、49インチで実勢価格が約13万円とリーズナブル。性能はもちろん、地震に強く、倒れにくい「転倒防止スタンド」を備えているのもセールスポイントになります。小さなお子さんや、ペットを飼っている家でも安心です。

◆なめらかに動かず、ともかく目が疲れるワーストバイ

 一方で、オススメできないワースト1位のテレビは、SONYの「X8000H」シリーズです。43インチから75インチまでラインナップが豊富で、55インチは実勢価格が約11万円と非常に安価。価格だけ見ると魅力的なのですが、安いのには理由があります。

 液晶画面はスピードに弱いので、液晶テレビには映像をきれいに見せるための倍速機能が付いているのですが、このシリーズには搭載されていません。特の映画の字幕などが顕著で、なめらかに動かず、パラパラ漫画のように動いて見えます。せっかく大型インチの液晶テレビを購入しても、これでは目が疲れやすくなってしまうと思います。

◆高額なわりに使い勝手の悪い機能な機種は?

 また、ワースト2位にはシャープの「8T-C60BW1」 を選びました。このテレビは8K画像処理エンジンを搭載していて、地上デジタル放送や新4K衛星放送を超解像技術で8K情報量にアップコンバートできるのがウリですが、もともとの素材が精細でなければ意味はないと思います。そもそも8Kチューナーが内蔵されていないですし、チューナーを後付することもできないので、数少ないコンテンツのBS8Kを視聴できません。

 60インチで実勢価格が約21万円とやや高価なのもネックです。いまはまだコンテンツの少ない8Kにお金をかけるよりも、コンテンツが充実してきた4Kの有機ELのテレビにお金をかけたほうが、性能を活かしていろいろなコンテンツが楽しめると思います。

◆〈家電販売員が本当にほしいテレビBEST 3〉

▼1位 東芝「REGZA 55X9400」 実勢価格:約27万円
有機ELを採用しており、画質がめちゃくちゃきれいです。しかも音質もこだわっていて、タイムシフト機能などもあり無敵。価格は高いですが、性能的には満足できます

▼2位 SONY「BRAVIA KJ-55X9500H」 実勢価格:約16万円
液晶が苦手な動きのボケや視野角がしっかり補正されていてグッドです。リビングで見ても明るく綺麗に見えますよ

▼3位 パナソニック「VIERA TH-49HX850」 実勢価格:約13万円
コスパ高くてお買い得。昔、テレビを安く買った人でも手を出しやすいのではないでしょうか。「転倒防止スタンド」があるので、もしもの時も安心です

◆〈テレビが家電販売員が絶対に買わないテレビWORST 2〉

▼1位 SONY 「X8000H」シリーズ 実勢価格:約11万円(※55インチ)
値段は安価ですが、大型の液晶テレビには必須とも言える倍速機能がありません。さすがにこのサイズの液晶テレビで、倍速機能がないのはテレビとしてどうなのか……

▼2位 シャープ「8T-C60BW1」 実勢価格:約21万円
8K対応ですが、価格が高く、再生コンテンツが少ないいまの時期にはオススメできません

【家電量販店のスズキ】
関東近郊の家電量販店で10年以上働く現役販売員。黒物から白物までジャンルを問わずさまざまな売り場を担当。実績が認められて大型店の店長を務めた経験もあるが、接客のほうが性に合うため、本部に直訴し現場復帰を果たす

―[家電屋さんのトリセツ]―

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