ユニクロ「伝説のコラボ」が9年ぶりに新作。即完売濃厚の4アイテムを解説

日刊SPA! / 2020年11月4日 15時54分

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ウールテーラードジャケット

―[メンズファッションバイヤーMB]―

 メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第303回目をよろしくお願いします。

◆伝説的コラボ「+J」が11年ぶりに復活

 ユニクロの歴史を変えたジル・サンダーとの協業「+J」コレクション。ユニクロのコラボーレション史上最高傑作と謳われていましたが、2009~2011年のコラボコレクションからその後は再生産こそありましたが、新作が発表されることはありませんでした。

 しかし! 今年2020年秋冬、待望の復活となります。11月13日の発売前に全ラインナップが公開されましたので「これだけは見ておけ!」という要チェックアイテムを3つピックしました。ぜひお見逃しなく。

 なお、ジル・サンダーと今回のコレクションについては動画でもレビューを行っていますのでご参考ください。

◆▼「NIKKE」を使ってこの値段は奇跡的!
・ウールテーラードジャケット セットアップ可能 1万9900円(+税)

・ウールスリムフィットパンツ セットアップ可能 9990円(+税)

「たっけぇ!!!」と思った方も多いでしょう。そうなんです、今回のコラボレーション、かなり値段が高いのです。おそらくユニクロ史上最高価格だと思います。

 何しろジャケットで1万9900円、ほぼ2万円です。2万円も出せばユナイテッドアローズでもそこそこのジャケットが買えます。ユニクロといえば「手頃な値段で極上品が手に入る」のがウリですから「ユニクロである意味ないじゃん!」と思うのも、まあ理解できます。

 失礼ながら、私もラインナップを見て「すげえ値段だな……」とちょっと引き気味でした。ユニクロらしからぬ値付け。いくら伝説的デザイナーであるジル・サンダーとの協業といえど「本当にこれ受け入れられるのか……?」と他人事ながら心配になりました。

◆「ユニクロらしからぬ値段」でも買うべき理由

 しかし、しかし、このジャケットは商品説明を読んで納得。なんと「NIKKE」の素材を使っているのですね。NIKKE(日本毛織)は日本が誇る毛織物メーカー。海外のハイブランドも採用するほどの高品質な素材を多く扱っています。

 レディスではよく知られている素材メーカーで「NIKKE素材」とついているだけで値段が高くても納得できるほどブランド力があります。試しにgoogleで「NIKKE 日本毛織」で検索してみてください。たくさん商品が表示されると思いますが、ジャケットなら3万円を切るものはないでしょうし、シャツでも2万円を切るものは稀です。

 もちろんNIKKEと一口にいっても多様な素材があるので一概にはいえませんが、商品画像でみる限りしっかりと作られたテーラード。これをNIKKE素材で2万円を切るのは奇跡だと思います。海外のハイブランドで当たり前に使われる素材、そこにジル・サンダーのテーラリング技術が混ざってるわけで……稀代の名作になる予感がします。

◆▼名作が色展開を増やして復活!
・スーピマコットンレギュラーフィット シャツ(長袖) 3990円(+税)

 こちらは「置きにきた」アイテムです。前回の+Jコレクションでも完売し、プレ値で転売されていた名作シャツ。ジルサンダーはシャツやジャケットなどが得意ジャンル、構築的なシルエットで体を無理なく美しく見せてくれます。

 パッと見た印象、初回の+Jコレクションと異なり、少しサイズ感が大きくなっているようですが、相変わらず袖は細く襟は小さくモダンな印象。

 ユニクロのシャツは極上素材だけでなく、襟周りの運針を高級シャツ並みに細かくするなど、徹底したクオリティの追求が感じられます。既存モデルでさえ3000円ほどで購入できるのが奇跡なのに、こちらはジルサンダー製作のシルエットが楽しめて同じ値段。これはまた完売の予感がします……。

◆ディテールにまで細やかな工夫

 ちなみに隠しボタンダウン仕様になっていて、襟の裏側にボタンが隠されています。ボタンダウンではボタンまわりにシワがついてしまうことが多いですが、こちらはシワがつかず、襟のバタつきをおさえてくれる面白いディティールです。

 また、ユニクロは人気商品と見込まれるほど色展開を多くする傾向があります。シャツカテゴリの中ではこちらが唯一の5色展開。おそらくこれがシャツの中ではイチオシなのでしょう。

◆▼期待を込めてランクイン!
・カシミヤブレンドオーバーサイズチェスターコート 2万4900円(+税)

 こちらはオーバーサイズのチェスターコート。この手のチェスターコートは正直、どこを見ても溢れかえっています。特に2万円代中盤の価格帯まで許せるのならばZOZOを検索すれば鬼のように同じようなものが出てくるでしょう。

「カシミアブレンドだから素材が高級」なのでしょうが、カシミアブレンドのオーバーチェスターもZOZOで検索すれば同じような価格帯で出てきます。

◆業界関係者からは「要注目」との声も

 しかし! 他ブランドと比べて同じようなことをわざわざジルサンダー&ユニクロがするとも思えません! 加えて、「今回、ダウンがメインだと思うでしょ? でも、実はコレめっちゃいいですよ……」と先行で見た関係者からも耳にしました。シルエット作りや素材感など他ブランドと比べて圧倒的な存在感があるに違いない。

 商品写真で見ても袖の振りが美しく立体的だったり、カシミアの風合いがとてもきれいに感じられるので見れば見るほど期待大。着丈はLサイズで110cmにも迫るほどの超長丈。お尻どころか膝近くまで届くボリュームアウター。

 体型もすっぽり隠してくれるでしょう。期待を込めてランクインさせておきます!

 以上、発売は11月13日! 伝説のコラボが復活、お見逃しなくです!

【MB】
ファッションバイヤー。最新刊『最速でおしゃれに見せる方法 』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』ほか関連書籍が累計100万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超!

―[メンズファッションバイヤーMB]―

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