PS5発売直前!プレイステーション約25年の歴史を一気に振り返る

日刊SPA! / 2020年11月8日 8時30分

写真

1994年発売の初代「プレイステーション」。ボタンの○△□×はこのときから

―[絶対夢中★ゲーム&アプリ週報]―

プレイステーション5
ソニー・インタラクティブエンタテインメント/11月12日発売/通常モデル49980円(+税)、デジタル・エディション39980円(+税)

 世界が注目する新ハード「プレイステーション5(PS5)」の発売日(11月12日)が間近に迫ってきました。PS5の詳しいスペックや機能などはゲームニュースでも特集されていると思うので、このコラムではPS5発売を記念して、PSシリーズの歴史をざっくり振り返ってみようと思います。PS5は果たして世界累計実売台数1億1350万台を達成したPS4を越えられるでしょうか?

◆1994年12月3日、PS1発売

 PS1が発売されたのは1994年12月3日。1994年はMr.Childrenの『innocent world』や篠原涼子 with t.komuro『愛しさとせつなさと心強さと』がヒットしていました。6月には村山内閣が発足しています。ビートたけしさんのバイク事故もこの年です。

 ゲーム業界的にはいわゆる次世代機戦争まっただなか。ポスト・スーパーファミコンを狙って、セガサターンや3DO、PC-FXなどが参戦しました。PSはソニーブランドではあったもののゲーム機としてはまったくの新参者。発売当初は苦戦しましたが、じわじわと人気を獲得。勝利を決定づけたのは、1996年年初に発表された『ファイナルファンタジーⅦ』の任天堂ハードからPSへの移籍でした。PSは『パラッパラッパー』や『I.Q インテリジェントキューブ』など、ポップでスタイリッシュなゲームが多かったのも特徴でした。

 全世界累計販売台数は1億240万台以上。代表的タイトルは『FF7』『グランツーリスモ』『バイオハザード』『テイルズ オブ デスティニー』『クラッシュ・バンディクー』など。

◆2000年3月4日、PS2発売

 PS2が発売されたのは2000年3月4日。2000年は、心配されていた2000年問題も無事にクリアされ、9月にはシドニー五輪が開幕。マラソンでQちゃんこと高橋尚子選手が日本の女子陸上競技では初の金メダルを獲得しました。いわゆる「ネオむぎ茶事件」も発生しています。

 1996年にNINTENDO64、1998年にはドリームキャストが発売され、この時期までは任天堂、セガ、SCEの三強体制が続いていました。PS2の強みはなんといってもDVDドライブ搭載。コスパが良いDVDプレイヤーとして、初期はゲームソフトではなく映画『マトリックス』のDVDがPS2を牽引したとも言われています。また、PS1との後方互換もヒットの要因。黒を基調にしたデザインも洗練されていました。

 世界累計販売台数は1億5500万台以上。これは現在のところ、ゲーム史上もっとも売れたハードとなっています。代表的タイトルは『キングダムハーツ』『ドラゴンクエストⅧ』『グランド・セフト・オートⅢ』『大神』『メタルギアソリッド3』など。

◆2006年11月11日、PS3発売

 PS3が発売されたのは2006年11月11日。2006年はスポーツが盛り上がった年。甲子園では「ハンカチ王子」こと斎藤佑樹投手が大活躍。また、サッカーW杯ドイツ大会が開催され、ジーコジャパンは健闘するもグループリーグ敗退となりました。流行語は「イナバウアー」。11月には吉岡美穂さんとIZAMさんの電撃結婚が話題となっています。

 ゲーム業界的には2004年に発売されたニンテンドーDSが旋風を巻き起こし、任天堂が勢いに乗っていた頃。2006年12月には体感操作のWiiも登場しています。一方、PS3はメディアにブルーレイディスクを採用し、高性能CPU「Cell」を搭載。さらなるハイスペック化を推し進めていました。しかし独自性が強いCellの仕様はゲーム開発を困難にし、タイトルラインナップが充実しなかったのがPS3不振の理由とされています。

 全世界累計販売台数は8740万台以上。代表的タイトルは『ファイナルファンタジー13』『ワンピース海賊無双』『バイオハザード5』『グランド・セフト・オートV』『DARK SOULS』。

◆2013年11月15日、PS4発売

 PS4が発売されたのは2013年11月15日(北米・欧州)、2014年2月22日(日本)。2013年の年末には流行語大賞として、「今でしょ!」「お・も・て・な・し」「じぇじぇじぇ」「倍返し」が選出。2014年3月には『笑っていいとも!』が最終回を迎え、ひとつの時代が終わりました。

 ゲームの域を越えて社会現象ともなったのがスマホゲーム『パズル&ドラゴンズ』。2000万DLを突破し、スマホが“新たなゲーム機”として認知され始めました。そうしたなかでも高性能化を突き進むPS4は、ネット機能を強化し、「シェア」ボタンによるプレイ実況動画の公開も簡単になりました。設計思想的にはPS3の反省から、ゲーム開発がしやすい環境となっています。周辺機器としてバーチャルリアリティが体験できるPS VRも発売されました。

 全世界累計販売台数は1億1350万台以上。代表的タイトルは『モンスターハンター:ワールド』『ファイナルファンタジー15』『Marvel’s Spider-Man』『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』『Ghost of Tsushima』。

 以上、PSシリーズの歴史を駆け足で振り返りました。過去の売上台数を見ていくと、1億台突破がPS5のひとまずの目標といったところでしょうか。「価格が手頃で買いやすい」と前評判の高いPS5。12日が楽しみです。

【卯月鮎】
ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も

―[絶対夢中★ゲーム&アプリ週報]―

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング