木原瑠生 & 小野莉奈 & YOASOBIに聞いた「何ものにも代え難いもの」

日刊SPA! / 2020年11月12日 15時51分

写真

左からYOASOBI(Ayaseとikura)、小野莉奈、木原瑠生

 人には「何ものにも代え難いもの」が一つくらいはある。物なのか気持ちなのか、それは人それぞれあるだろう。小説を音楽にするユニットYOASOBIが楽曲化した原作小説をベースに、3組の男女がコロナ禍で紡ぐ恋愛模様を描いた映画『たぶん』が11月13日に公開される。その中の一編として描かれる「ササノとカノン」に出演する木原瑠生と小野莉奈、そして主題歌を務めるYOASOBI(Ayaseとikura)に「何ものにも代え難いもの」を聞いた。

◆YOASOBI・ikuraの、今一番大事な存在は『可愛い嘘のカワウソ』のぬいぐるみ

 些細なことで少しずつ“ズレ”を感じ、別れを選んだササノ(木原)とカノン(小野)。カノンが最も大切にするソファーを巡って口論する。二人の価値観の相違が浮き彫りになる切ない場面だ。

「直感で」とikuraが挙げたのは、『可愛い嘘のカワウソ』のぬいぐるみ。「友達がUFOキャッチャーで取ってくれたもので、それがあまりにも可愛い。まるで生きているかのように愛でるくらい、今一番大事な存在です。LINEスタンプもカワウソで、とにかく可愛くて癒しになっています」とうっとり。

 Ayaseは、ボカロPとしてリリースしたデビューEP『幽霊東京』を挙げる。発売と同時に即完した思い出のCDだ。「この世に1枚しかないというわけではないけれど、私物として1枚ずっと持っていて、部屋にも飾っています。自分にとって音楽家としてはじまりになったし、YOASOBIの活動にも繋がった。思い入れも含めて、何ものにも代え難いものかもしれません」と明かす。

◆若手俳優の注目株である、木原瑠生と小野莉奈の「何ものにも代え難いもの」

 一方、さっぱりとした性格の木原は物に対する執着はあまりないという。「好きなものはあるけれど、それが壊されても『しかたないか』と思ってしまうタイプ。好きなものを失ってしまったとしても、いずれまた見つかるだろうと楽観的に考えてしまう。僕にはまだ失って悲しいというものはないかもしれません」と演じたササノに似てクールな一面をのぞかせる。

 ソファーを汚され、ササノを諭すように怒るカノンを演じた小野は「何ものにも代え難いもの…とはズレるかもしれませんが」と前置きしながら「私は白いシャツや白い靴が好きで、そこに染みや汚れのつく瞬間がイヤです。染みや汚れがついたら綺麗に拭いたりすればいい話ですが、私としては汚れが落ちたとしても、その白は元の白ではないと思ってしまう。なので白いものは極力汚さないようにしています」と、何ものにも代え難い感性を口にする。

◆小野莉奈「お互いの念願の夢が叶ったことへの驚きもありながら、同級生にも観られる!という恥ずかしさも感じました」

 そんな小野とikura、実は学生時代からの大親友。ゆえに今回のプロジェクトでのコラボに喜びもひとしおだ。ikuraは「中学時代から一緒に仕事ができるように頑張ろうと夢を語り合ってきた仲だったので、こんなに早いうちに夢が叶うのは嬉しかった。当時の自分たちに教えてあげたいくらい」と破顔。小野は「お互いの念願の夢が叶ったことへの驚きもありながら、同級生にも観られる!という恥ずかしさも感じました」と照れつつ「それ以上にYOASOBIの楽曲の世界観をいかに壊さずにできるかという責任感もありました。普段以上に美しく映るべく、2時間くらい湯船につかってから撮影に向かいました」と気合もみなぎった。

 ikuraから小野の魅力を熱弁されたというAyaseは「二人にとってものすごくエモいことが起こっているんだろうと感じましたし、それは僕も嬉しい出来事。作った楽曲から派生してエモい絆エピソードに繋がるとは思わず。楽曲にも映画にも携われてよかった」と嬉しそう。木原も「原案があり、楽曲があり、映画がある。そして親友という絆も。そんな新しい試みに携われたのは嬉しい」と喜んでいる。

◆映画を観る前と後での、主題歌『たぶん』の印象が変わる

 また4人が異口同音に口をそろえるのは、楽曲の印象の変化だ。Ayaseは「原案、楽曲、MV、そして映画とすべてを堪能してほしい」とアピールし、ikuraも「この映画を観た後に流れる楽曲『たぶん』は、映画を観る前と後では染み方が違う」と指摘。小野は「作品を観終わった後に聴くと違った感じ方を受ける」といい、木原も「作品の中に込められた喜怒哀楽すべてが集約された形で最後の楽曲『たぶん』が胸を打つ」と実感している。

 映画『たぶん』は、11月13日より公開される。

<取材・構成/石井隼人>

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング