結婚式と通夜の日程が被り…友人新婦に欠席を伝えると、まさかの反応

日刊SPA! / 2020年11月18日 15時53分

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 結婚式に出席する場合、時間が被らなかったとしてもさすがに同じ日に別の予定を入れる人はほとんどいないだろう。それでも弔事のように自分ではどうしようもないケースもある。

 黒岩敏郎さん(仮名・38歳)も20代半ばのころ、出席予定だった友人の結婚式の2日前に祖母が他界。葬儀に参列するため、急きょキャンセルした経験を持つ。

◆結婚式と祖母の通夜が被ってしまった……

「ちょうど週末だったため、土日を利用して通夜と告別式を行うことになったんです。近場であれば結婚式にもなんとか出られたかもしれませんが、祖母は日帰りができない遠方に住んでいたので。申し訳ないと思いつつも事情を説明し、お詫びをしておこうと思って電話をしたんです」

 ちなみに友人は新婦で、大学時代の女友達。1対1での付き合いは少なく、そこまで親しいわけではなかったがお互い同じ友人グループのメンバーで、社会人になってからも仲間同士の交流が続いていた。

 いつもメールでしかやりとりしない黒岩さんからの電話に彼女は少し驚いた様子だったが、結婚式に出られなくなった旨を話すことに。ところが、彼女はなんと欠席することを渋ってきたというのだ。

◆なんとか出席できないの?

「ハッキリとした文句ではないですけど、『なんとかならないの』って明らかに不満な様子が電話越しにも伝わってきました。私にとっても予想外でしたが、昔から性格的に喜怒哀楽が激しいところのある子だったし、身内の不幸が理由とはいえ突然参加できなくなったと言えばこんな反応をされても仕方ないのかなって。ただ、こちらとしても結婚式を優先させるって選択はできなかったため、謝ることしかできませんでした」

 実は、もともと披露宴で余興を披露する予定になっており、黒岩さんはその中心人物といえる実質的なリーダーだった。新婦の彼女はどんな内容は知らなかったが、彼らが余興をすることは聞いていたため、「彼女がすごく楽しみにしていたのは知っていたので……」と困惑しながらも欠席を渋った新婦に理解を示したとか。

「余興については一緒にやる予定だったみんなに先に連絡し、彼らも『お前の分までちゃんとやるから!』と言ってくれたのでお願いすることにしました。ただ、彼女は最後までは私の欠席には不満みたいでしたが、どうにもならないので本当にゴメンと謝ってその日は電話を切りました」

 ただし、彼もできることなら結婚式に行きたかったのは事実。余興のこともあったが、久しく顔を合わせていなかった大学時代のほかの友人たちとの再会も楽しみにしていたからだ。

 だが、その一方で祖母にとっては自分が実質的にはたった一人の孫という身内の事情もあり、葬儀に参列しないわけにはいかなかった。

「本当は従姉妹が2人いたのですが私が小さいころに叔父夫婦が離婚。子供は別れた奥さんが連れて行ったこともあり、祖母はそれ以来一度も会えていなかったらしいんです。もし孫がたくさんいたなら結婚式を選ぶこともできたかもしれませんが、さすがに孫が誰も来ないのは亡くなった祖母もさびしがると思ったので」

 結婚式そのものは予定通りに行われ、余興も仲間たちの頑張りもあって会場は大いに盛り上がったという。

◆新婦、二次会で文句連発!

 しかし、二次会の席で新婦が当日不参加だった黒岩さんに対して文句を連発。大学時代の友人たちは彼が来られなかった事情を知っていたため、それとなくフォローしたそうだがアルコールも回っていたのか彼女の勢いは止まらず、会場がヘンな空気になったそうだ。

「本来は行く予定だったので祝電のほかにご祝儀もちゃんと送りました。けど、彼女からは礼状はおろか、メールのひとつさえ来ませんでした。友人たちは二次会でのことも現場で見ていたので、『さすがに人としてそれはありえない!』とみんな彼女から距離を置くようになってしまったんです。自分に非があるとは思いませんが、私の件が原因であるのは事実じゃないですか。今回の件がなければ何もなかったかと思うと申し訳ない気持ちでいっぱいです」

 結婚式などの慶事と違い、葬儀のような弔事は予定の立てようがない。それに仮に予定が被った場合、弔事のほうを優先させるのが一般的なマナーとされている。こんなケースは滅多にないかもしれないが、そのことを理解してほしいものだ。<TEXT/トシタカマサ>

【トシタカマサ】
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

―[俺の悲惨な結婚式]―

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