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沖縄に観光客増加で住民が困惑? 「マスクをしてない旅行客がいる」の注意喚起

日刊SPA! / 2021年3月31日 15時54分

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シャッターが閉まっている店が目立つ国際通り

 緊急事態宣言の全面解除に伴い、新型コロナウイルスの感染再拡が懸念されている。変異株の感染者は増加傾向にある中で、特に不安視されているのが旅行客の県外への移動だ。中でも沖縄への旅行は人気を集めており、関空発沖縄着の飛行機はほぼ満席状態であるという。

 3月26日に玉城デニー沖縄県知事が緊急の記者会見を開き、外出自粛や飲食店などに対する時短要請を検討していることを明らかにし、その後、4月1日から20市町村の飲食店、遊興施設に時短営業を要請する方針を発表した。

◆観光客の存在はありがたいけど

「ここ最近は数回に渡る全国的及び県独自の緊急事態宣言で街がすっかり静まりかえっていましたからね。特に国際通りは飲食店の休業や時短の影響もあり、飲食店に食材を卸す精肉店や八百屋などを含める2/3程度が廃業したという印象です。そのため、国際通りを歩く観光客の姿はあまり見かけませんが、一歩路地に入った若者向けの屋台居酒屋街や北谷のショッピングモールでは多くの観光客を見かけるようになりました。

 私達としては来てくれるのはありがたいのですが、感染者が増えると地元の客が出て来なくなってしまうので。観光客には来て欲しいとも言えないし、来ないでとも言い難い複雑な状況です」

 そう語るのは、国際通り周辺の居酒屋に勤務する女性。女性によるとこの1年間で沖縄にもウーバーイーツなどの出前サービスが浸透したこともあり、自粛期間中に地元の人が飲み歩く姿はめっきり減ったという。

◆コロナ慣れのせいで…

 一方で、別の飲食店に勤める女性はこのような不安を語った。

「観光客の増加もあるのですが、それよりも地元の飲食店がコロナ慣れしているのか感染対策をしっかりやっていないほうが不安です。ライブ居酒屋で人数制限もせずに客を入れたり、大人数でつつく鍋プランを売り出す居酒屋も。また、歓楽街の松山ではキャバクラやホストのクラスターが相次いでいるのに店名を公表していません。旅行客が来るのは良いのですが、感染対策ができない店があるのならば時短営業にしたほうが良いのではとも思いますね」

◆「マスクをしてない旅行客がいるから気をつけろ」のLINEが

 また、那覇市の隣の浦添市に住む主婦の女性からは不安な声が上がっている。

「昨年のGWのときは沖縄県知事が観光客に対して旅行をキャンセルするように呼びかけていましたが、最近では地元の人達も危機感が薄れていっているような気がします。特に土日のショッピングモールは県内ナンバーの車ばかりで駐車場もいっぱいです。うちは小さい子供がいるので観光客が集まる場所にはなるべく行かないようにしているのですが、最近は地元民が多い場所に買い物に行くのですら怖いです。

 また、うちは母方の実家が石垣島なのですが、少し前にマスクをしていない旅行客が島を歩いていたときLINEのグループトークに『マスクをしてない旅行客がいるから気をつけろ』と注意喚起するメッセージが写真付きで回ってきたそうです。石垣には病院が少なくオジーオバー(高齢者)を大切にする習わしがあるので、内地(本島)からの旅行客を特に嫌がっているようですね」

◆Go toが再開したら…

 緊急事態宣言の一斉解除とともに増加する、沖縄への旅行客。さらにコロナ禍で閉業した店も多く開いている場所に人が集まっている状態だ。仮に「Go To トラベル」が再開しようものなら第5、第6波ということにもなりかねない。経済対策と感染防止対策をいま一度、見直すべきだろう。<取材・文/カワノアユミ>

【カワノアユミ】
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。裏モノ・夜ネタを主に執筆。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。ツイッターアカウントは @ayumikawano

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