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有名企業の取締役でも「仕事がない」。二極化する定年退職後の働き方

日刊SPA! / 2021年4月10日 15時51分

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 新型コロナによる生活変化で「会社を掛け持ち」する人が増えている。正社員で働きながら、他社でも業務委託として働くのだ。今回は中高年の副業について、シニア人材と企業を結ぶマッチングサービス「プロドア」を運営する市原大和氏に話を聞いた。

◆優秀な人材の宝庫?50~60代の副業活用

「中高年の間でも副業熱は高まっていますが、需要に対して副業や再就職での働き口のない人がとても多い。有名な企業で取締役を務めたような人であっても『今は仕事がない』と話していて、人材として非常にもったいないと思ったんです」

 そう話すのはシニア人材と企業を結ぶマッチングサービス「プロドア」を運営する市原大和氏だ。中高年のセカンドキャリアの問題点を話す。

「退職後の中高年の働き方は二極化していると思います。人事や経理などの専門スキルがあれば活用して再就職できますが、そうではない場合は働き口がなかなか見つけられないケースもあり、両極端な状況です」

◆在職中から副業という形で他社との関わりを持つのが重要

 そこで、再雇用後や退職後をにらんで、在職中から副業という形で他社との関わりを持つことが大切だという。

「面談で定年前の人と話すと『とにかく再雇用になる前に動きたい』という人が多く、しかも経歴を聞くとものすごく立派。そういったシニア人材を活用したい中小企業は多いはずです。

 実際に、副業ではなく再就職ですが、プロドア経由では再雇用よりもいい条件で就職先を見つけた人もいます。職場での経験が買われて、既存事業ではなく、新規事業のプレイングマネジャーとして採用されたんです。

 そういった人材ニーズのある会社に、在職中から副業として関わりだして、退職後は転職……という選択肢もアリだと思います」

 とにかく重要なのは、外との接点を持つことだという。

「会社勤めとは違って成果が求められる業務委託契約で働くことで、スキルや知識の向上にも繋がる。それに再雇用だと会社側から業務委託契約を提示されることもあるので、遅かれ早かれ同じような状況になりえます。

 もし副業禁止の会社ならボランティアや友人の会社の手伝いなどでもいいんです。無償でも“外での経験”を積めば、将来へのステップになります」

 リモートワークの普及で動きやすくなった今、キャリアの延長戦への準備も進めるべきだ。

【東京海上日動キャリアサービス・市原大和氏】
経験やスキルが豊富なミドルシニア層と、課題を抱えた企業を結ぶ人材マッチングサービス「プロドア」の事業責任者として中高年の労働問題の解決に尽力。

<取材・文/週刊SPA!編集部>

―[副業解禁!]―

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