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春の交通安全運動、取締り現場を追跡。新型オービスの実力は?

日刊SPA! / 2021年4月13日 15時53分

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◆あおり運転は増加傾向?

 毎年恒例の春の交通安全運動。今年は例年以上に交通取締りが厳しいようだ。

 特に近年ではあおり運転などの妨害運転が大きく増え、2020年(令和2年)6月には道路交通法が一部改正され妨害運転(あおり運転)に対する罰則が創設された程だ。

 この法案が設立されてから約半年の間で妨害運転罪で摘発されたのは58件。ニュース等であおり運転等の実態は周知されてきている様だがあおり運転は減るどころか増えてきている様だ。

 また最近はSUVなどの大型車両が人気という事もあり、大型車による小型車へのあおり運転が増えているという自動車保険会社のレポートもある。

 コロナによる社会的なストレスも増えており、ストレス解消の一環として法定速度以上の速度超過運転やあおり運転など他者を考えない運転が増えていると言ったレポートもあるようだ。

◆警察官の取締が厳しいのは…?

 さて話を交通安全運動に戻すとして、今年の交通安全運動期間に筆者は警察官の取締の実態を調査すべく、東京近郊で追跡調査をしてみた。

 昨年同様、速度超過取締に力を入れていると感じたのが埼玉県警。

 今年も夜間に速度が出やすい幹線道路や「ローリング族」が出没しやすい峠道などでは移動式オービスが大活躍。今年は旧製品のオービス探知機では特定しづらいとも言われている新型の可搬式オービス(移動式オービス)「LSM-310」を大量導入。

 上下2段の分解方式に加え、小型化されているので設置現場へもバンタイプの車両1台で移動でき素早く設置、撤収作業が可能なようだ。

 昨年は半可搬式の「LSM-300-HK」にて取締を行っていたが、図体がでかく運搬には大型トラックが必要な為現場では不評だったようだ。

 取締現場にて警察官に話を聞いたところ今は設置するとすぐにネットで情報が拡散され、オービスへの挑発車両やyoutuberなどが現場へ頻繁に現れているという。適切な取締が出来なくなるのでこういった行為は控えて欲しいようだ。

 ちなみに筆者が調査した日は設置から撤収まで僅か3時間ほど。夜間に交通量が少なくなり、信号と信号の間隔が広くなる幹線道路にて、東京近郊から埼玉県内へ向かう帰宅車両や通過トラックが対象となっていた。

◆首都高では可搬式オービスがもはや常駐

 一方警視庁はと言うと、首都高速道路での可搬式オービスでの取締はもはや常駐と言っても過言ではないほど。

 特に都心環状線では内回り外回り共に銀座付近、外回りでは飯倉トンネルや芝公園。併設路線では9号深川線で辰巳パーキングエリア付近、11号台場線では芝浦パーキングエリアからレインボーブリッジにかけて取締が頻繁に行われている。

 ただし首都高速道路の「ルーレット族」にはあまり効果が無いようで設置後すぐに情報共有され、パーキングエリアや他路線へ逃げられてしまうようだ。

◆一般道では白バイが大活躍

 警視庁の一般道での取締には交通機動隊による白バイの取締が大活躍。筆者取材中はやや強引かなと思われる取締もいくつかあったが、白バイ隊員による取締はおもに歩行者妨害や信号無視などが多く、歩行者への安全を意識した取締となっていた。

 ネットでは可搬式オービスを使った幹線道路での取締などに不満の声も出ているが、交通安全週間だけでなく普段日頃から安全運転を意識し、緊張感をもって運転していきたいものだ。
<文/板倉正道>

【板倉正道】
テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク

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