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『ファミ探』復活で、リメイクしてほしいファミコンアドベンチャー3選

日刊SPA! / 2021年5月16日 8時51分

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北海道への旅情をかきたてた『オホーツクに消ゆ』

―[絶対夢中★ゲーム&アプリ週報]―

◆ファミコン時代はアドベンチャー黄金期

 5月14日にNintendo Switchで、ビジュアルを一新しフルボイス化された『ファミコン探偵倶楽部』のリメイクが発売されました。もともと『ファミコン探偵倶楽部』は、第1作『消えた後継者』が1988年、第2作『うしろに立つ少女』が1989年にリリースされた推理アドベンチャー。ちなみにサテラビュー専用の幻の第3作『BS探偵倶楽部 雪に消えた過去』(1997年)もありました。

『ファミ探』は、任天堂制作ながらホラー色を打ち出したのが新鮮で、多くのファミっ子を震え上がらせました。また、比較的プレイヤーの年齢に近い“少年探偵”というのも、『名探偵コナン』や『金田一少年の事件簿』がまだなかった時代、子どもたちをワクワクさせました。

 というわけで今回のコラムは、アクションやRPGに比べてリメイクされる機会が少ないファミコンのテキストアドベンチャーのなかで、個人的にリメイク希望の3作品を紹介します。みなさんはどのアドベンチャーに復活してほしいですか?

◆『ふぁみこんむかし話 新・鬼ヶ島』
1987年/任天堂

『ファミ探』がリメイクされると聞いて真っ先に「次はぜひこれを!」と思ったのが、『ふぁみこんむかし話 新・鬼ヶ島』。1987年、前編・後編の2作に分かれてディスクシステムで登場しました。

 おじいさんが山へ芝刈りに行って見つけた光る竹から生まれた女の子(ひかり)、おばあさんが川へ洗濯に行って拾った謎のカップ麺から生まれた男の子(どんべ)。2人を主人公にした日本昔話のリミックスアドベンチャー。ユーモラスなパロディが折り込まれつつ、ふたりの成長と絆を描く、ほろりとさせる展開となっています。

 第2弾の『ふぁみこんむかし話 遊遊記』(1989年)、同スタッフによる『タイムツイスト 歴史のかたすみで…』(1991年)もディスクを書き替えて遊んだ思い出があります。『勇者ヨシヒコ』的なテイストで実写ドラマ化しても面白そうです。

◆『北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ』
1987年/アスキー

 推理アドベンチャーなら、『ドラゴンクエスト』の生みの親・堀井雄二さんがシナリオを手がけた『オホーツクに消ゆ』も外せません。

 晴海埠頭で男の死体が発見されたことをきっかけに、捜査のため北海道へ飛んだ主人公の警部。釧路署の若手刑事・猿渡俊介とともに摩周湖、屈斜路湖、和琴温泉などを巡っていく……。

 ドット絵だから味があっていいという意見も出るとは思いますが、美しいグラフィックで北海道の各スポットが描かれれば、旅情感はますますアップ。ニポポ人形もあのバスタオルもリアルになります!(笑)

 ゲームのリメイクはもちろん、実写の二時間ドラマサスペンスとして復活したら話題になりそう。その際はファミコン時代のBGMをアレンジした挿入曲でお願いします。

◆『デッド・ゾーン』
1986年/サンソフト

 ラスト1本はちょっとマイナーかもしれませんが、ディスクシステムの『デッド・ゾーン』。1986年にサンソフトから発売されたSFアドベンチャーの名作です。

 建設中の宇宙コロニーで技術者として働いていた婚約者のマリーを救うため、主人公は捨てられていたロボット・キャリーとともに、コロニーの中心部を目指します……。

 音声合成を搭載し、相棒のロボット・キャリーが「キャリー、どぇ~す」としゃべるのが当時の売り。今はフルボイスが当たり前ですが、声が出るというだけで衝撃的だった時代でした。

 感情が芽生えたマザーコンピュータの暴走を題材に、シンプルながらも引き込まれるシナリオ。愛嬌あるキャリーとのかけあい、ラストの感動と衝撃! アニメ風のグラフィックとフルボイスでリメイクされたらどうなるのか、ぜひ遊んでみたいですね。

<文/卯月鮎>

【卯月鮎】
ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も

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