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広島カープ3位のワケはチーム打率トップの裏で残された特殊な数字にあった

日刊SPA! / 2021年11月17日 15時53分

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―[数字で見るプロ野球]―

◆チーム打率トップの広島はなぜ得点3位だったのか

 今年のプロ野球リーグ戦の成績を振り返るなかで、1チーム、特殊な数字を見受けたので今回はそのチームについてシーズンを振り返りたい。

 広島のチーム打率.264は両リーグ通じて1位だった。これだけ見れば強力打線だったはずである。なにより凄いのは、まず規定打席に到達した5人の打率だが、一番低い菊池涼介でも.277であり、とにかく打ちまくっている。

西川 龍馬.286
菊池 涼介.277
鈴木 誠也.317
坂倉 将吾.315
小園 海斗.298

 さらに規定打席に到達しなかったが続く2人の打率も

林 晃汰.266376打席
野間 峻祥.272270打席

 このように、とにかく試合に多く出た野手がしっかり打率を残していることになるのだ。ちなみに2ケタ安打を打った試合もセ・リーグトップの56試合だった。しかし、それでなぜ得点はリーグ3位の557点にとどまっているのか?となるところなのだが、答えは単純だ。

◆控え野手の打率が足を引っ張る

 それは、ここまで登場した7選手全員がチーム打率.264を上回っているかわりに、控えの野手がかなり物足りない数字であったからである。

.206 田中広輔(160打席)
.190 堂林翔太(143打席)
.216 長野久義(140打席)
.231 クロン(137打席)

 この打率2割前後であった4人で合計580打席も消化していることから、打線のつながりにおいても、ここで分断され、チーム打率の平均値から得られたはずの得点が積めていなかった様子がはっきりと浮かび上がる。

◆「つながり」を模索した一年

 今年の広島はとにかく打順が固定できなかった。もちろん仰木監督やバレンタイン監督のような戦略性があった入れ替えであれば問題なかっただろうが、単純に今年の広島に関しては「つながり」を模索したまま1年を終えてしまったというほかにないだろう。

◆来季の課題は明白

 逆にいえば、来年への課題はこの「つながり」である。打てる選手は今でも揃っているので、あとは隙間となっている部分をどう育て、起用するのか。課題が明確である分、解決したとき来シーズンの爆発力は凄まじいものになっている可能性があるといえよう。

文/佐藤永記

【佐藤永記】
公営競技ライター・Youtuber。近鉄ファンとして全国の遠征観戦費用を稼ぐため、全ての公営競技から勝負レースを絞り込むギャンブラーになる。近鉄球団消滅後、シグナルRightの名前で2010年、全公営競技を解説する生主として話題となり、現在もツイキャスやYoutubeなどで配信活動を継続中。競輪情報サイト「競輪展開予想シート」運営。また、ギャンブラーの視点でプロ野球を数で分析するのが趣味。

―[数字で見るプロ野球]―

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