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倒産が相次ぐパチンコ業界で「パチンコ店店長の平均年収が“630万円”に上がった意外な理由」

日刊SPA! / 2023年12月7日 15時54分

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写真はイメージです

「パチンコ店に就職する」
 この言葉を聞いたら、あなたはどのようなイメージを持つだろうか。

 一時は業界第3位の店舗数を誇っていたガイアが実質的に倒産となり、老舗メーカー「西陣」の廃業など、世間的にも「冬の時代」というイメージを与えてしまった2023年のパチンコ業界。世情の影響を受けやすそうなパチンコ業界だが、「転職事情」はどのようになっているのだろうか。

 そこで今回は、パチンコ業界の転職事情に迫るべく、パチンコ業界に特化した転職支援エージェントのパイオニア「株式会社パック・エックス」の嶌田氏と竹中氏のお二人に事情を伺った。嶌田氏は勤続17年、竹中氏は勤続10年で、両者ともパチンコ転職におけるエキスパートである。そんなお二人は、業界の未来をどのように見ているのだろうか。

◆パチンコ業界はコロナ禍で人材不足に

——まずは御社が紹介している就職先についてお伺いしたいのですが、主にパチンコホールという認識で間違いないでしょうか。

竹中氏:そうですね。9割方ホールへの就職で、稀にその法人が運営している他業種やパチンコメーカー、機械の販売会社等への就職もあります。

——そのうえでお聞きしたいのですが、ここ数年の求人の動きについていかがでしょうか。

嶌田氏:いわゆる「コロナ前」の2019年あたりは、ここ10年で最も多いといっていいほど求人数がありました。世間の有効求人倍率も1.6倍ほどあり、パチンコ業界以外も人材不足だったと思います。しかしコロナによりパチンコ業界は大打撃を受け、求人数も求職者数も減りました。ホールも当時の状況で「ホール運営を拡大・縮小するべきか、どこまで人を採用していいのか」と営業方針を悩んでいたと思います。

◆6年前と比べて25%近くのホールが閉店

——当時と状況は多少なりとも変わったと感じますが、昨今の状況はいかがでしょうか。

嶌田氏:弊社のサービスを利用するパチンコホール運営企業の動向データでは、2021年の5月頃から採用ニーズが徐々に高まっており、現在はコロナ禍以前の状況に近いといえるでしょう。他業種の求人が増加し競合性が増したことは明らかで、今年の2月頃からは求職者優位の売手市場へ完全に移行した、という数値が見てとれます。

——そんなにですか!? コロナ禍の影響でホールやメーカーが多く倒産したイメージもありますが……。

竹中氏:それも事実ですね。2017年は1万店舗以上あったパチンコホールが今は7~8千店舗まで減りました。パチンコ・パチスロメーカーも老舗を含め何件も倒産や他メーカーの傘下になりましたよね。

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