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「なぜかダサく見えてしまう男のファッション」に実は共通する3つのNGポイント

日刊SPA! / 2024年2月28日 8時54分

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―[メンズファッションバイヤーMB]―

 メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第468回目をよろしくお願いします。
◆「絶対に真似してはいけないコーディネート」の共通点

 百貨店でも専門店でもユニクロでもそろそろ春物の服が並ぶ時期。冬のセールもひと段落して春の新作を調べている人も多いのではないでしょうか。

 今回はそんな時期に知っていただきたい「絶対に真似してはいけないコーディネート」を3つお教えします。この3つをしてしまっている人は、今すぐ改めてください。もちろん真似してはいけない理由も論理的に解説いたします。

◆NG①「TVに出ている有名人や芸能人を参考にする」

 これは……「有名人や芸能人はそもそもがモデル体型だから真似してもその通りになりません〜」なんて理由ではありません。もちろんそれもあるっちゃあるのですが……それ以上に、TVに出ているコーディネートを真似してはいけない「大きな理由」が一つあります。

 それは、そもそもTVのスタイリストは「おしゃれにさせよう」と思ってスタイリングを組んでいないからです。TVの画面は平面的、現実世界は立体的です。二次元と三次元であるこの2つ、コーディネートの見え方はまるで違います。

 メンズファッションにおいて売れる服の7割はブラックやダークネイビーなどの暗い色です。街を歩いているおしゃれな人もほとんどがシックな色使いだったり、ジャケットスラックスのセットアップだったり落ち着いた印象のコーディネートが多い気がしませんか?

◆現実世界のようなおしゃれでは映えない

 しかし、現実ではおしゃれに感じるこうした装いも平面的なTVの世界で見ると、なんとも「地味」に映ってしまうのです。TVの有名人や芸能人をスタイリングする際、基本的には絵映えを意識します。普段は使わないような派手な色使いや異常な重ね着をさせたりと、パッと一瞬しか映らない番組でどれだけ目を止めてもらえるかを考えるわけです。

「平面的なTV画面では、現実世界のようなおしゃれは絵映えしない」のはアニメキャラでも同じこと。アニメキャラの髪の色は黄色に赤にオレンジにブルーに……現実では考えにくいものだらけでしょう? アニメで現実に合わせてすべて黒髪にしたら、画面が地味すぎて見る気になりません。キャラ分けも難しくなります。

 TV番組などでは「今写ってるのが誰か」がすぐにわからなければいけません。料理をしながら、携帯をいじりながらTVを見る方も多いわけですから……そうなると服装も被らないようにするために「あの人は黄色」「この人は青」と色分けをして一瞬で判断できるようにする必要もあります。

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