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銀座ホステスが1セット4000円の安キャバに勤めてみたら…出会った“痛客”の珍言動5選――仰天ニュース・大反響トップ10

日刊SPA! / 2024年3月24日 15時45分

 と、彼はおっしゃいました。喧嘩した記憶がないし、そもそも1度も仲が良かった覚えがないのでポカーンとしていると、「とりあえずカラオケでもすっか」ということになりました。

 郊外にある某キャバクラでは、10枚組になったカラオケチケットが1000円とかで売っていて、お客様はそちらを購入し、好きな女の子に歌わせたり、歌ったりして楽しむのですが、彼の遊び方はかなり独特でした。

 デンモクにGACKTの「ラブレター」を入れて、とおっしゃるのでその通りにすると、イントロが流れ始めます。やがて歌い出しの部分になるのですが、なぜか彼は歌いません。歌詞に合わせて口を動かし、私の目をじっと見て座ったままです。時々マイクにかかる吐息と鼻息しか聞こえません。これを毎回やられて、恐怖とストレスでめちゃくちゃ肌荒れしました。

◆④鳴りやまない電話

 ある日の帰り際に、「番号交換しよう」と彼がおっしゃいました。スタッフさんに相談した上で電話番号を交換し、その日はお別れしました。それから、「写真が欲しい」と連日ショートメールが送られてきます。待ち受け画面にして本命嬢の気を引きたい、という魂胆は見え見えでした。「恥ずかしいからできない」と、なだめて誤魔化すこと数日。

 今度は電話を掛けてくるようになりました。昼間は普通にOLをしていたので、めちゃくちゃ迷惑です。挙句、早朝の池袋駅のホームで「“ケイジ君大好き”って言って」とおねだりされ、スマホをぶん投げたくなりました。
 
◆⑤とうとうスタッフに叱られる

 その日は、終電に乗り遅れたのでタクシー乗り場でタクシーを待っていました。前方に並んでいた女の人がタクシーに乗り込もうとするのが見えて、そこへ横から男性が続きます。

 その後、「え、待って!なんで!?」と女性の声がして、車内から男性が押し出されました。見慣れたキャップとダウンコート。よく見なくてもケイジ君でした。恐らく、帰宅するキャバ嬢を待ち構えてコトに及んだのだと思います。怖すぎておちおちタクシーにも乗れません。

 もちろんスタッフにめちゃくちゃ怒られていました。

◆たぶん今日も元気に飲み歩いている君へ

 今回は、「安キャバで出会った痛客の珍言動5選」を紹介しました。キャバクラにおいては、おじさんの言うことは、「さすがです」「知らなかった!」「センスいいですね」と、全肯定するのが基本的にはよしとされていますから、まれに大暴走するお客様が現れてしまうのも仕方がないのかもしれません。

 キャバ嬢の社交辞令を鵜呑みにしすぎると危険です。あと、指名をコロコロ変えられても「いやん……悔しい」とはならないです。大好きな女の子がいるならまっすぐに愛しましょう。彼女がして欲しくないことを徹底的に行わないことだって立派な愛情表現です。

 今晩も節度を持って、楽しい夜遊びを。

<文/みずえちゃん>

【みずえちゃん】
1989年生まれ。新潟県長岡市出身。関西外国語大学卒業後、大阪市内の広告代理店に勤務する傍ら、キャバ嬢デビュー。結婚、離婚、地方の激安キャバクラを経て、現在は銀座ホステスとライターを兼業。X(旧Twitter):@mizuechan1989

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