<皐月賞予想>矢作厩舎の3頭にチャンスあり!2歳馬にも注目馬が目白押し
日刊SPA! / 2024年4月13日 8時20分
今後、ミックスセールが購買者の方に支持されていくためにも、いわゆる“初期メン”から活躍馬が出て欲しいというのは、携わる関係者共通の想いでしょう。そしてその想いに応えるのが、このアイリッシュシーの2022(馬名タイセイカレント)とみました。
◆3頭目は“ホームランか三振か”
3頭目はStopshoppingmariaの2022(牝・父American Pharoah)。「マリア、買い物をやめて!」というお母さんの名前もインパクト大ですが、実馬も大物感に溢れています。矢作調教師は「典型的なホームランか三振かというタイプだけど、ホームランの可能性は十分にあると思っています」と期待を寄せており、オークス候補として考えている様子。
ただ、血統的にはダートの鬼であることも十分に考えられます。来春には、フォーエバーヤングのように、海外を転戦しているかもしれません。
◆皐月賞は5頭ボックスで勝負!
さて、冒頭の話題に戻って皐月賞。矢作厩舎からは、シンエンペラー、ホウオウプロサンゲ、ミスタージーティーの3頭が出走します。
大将格ともいえるシンエンペラーは、凱旋門賞馬ソットサスの全弟でオーナーは藤田晋さんという話題の馬。ハイレベルだった京都2歳Sの勝ち馬で、中山芝2000mも2着2回とこなしており、ここも有力です。凱旋門賞挑戦に向けて、まずは一冠なるか。
ホウオウプロサンゲはセリで4億1000万円にて取引された高額馬ながら、レースを使われることで成長してきた叩き上げ。過去2回、逃げの手に出た時はともに2着に粘っており、ここも積極策から波乱を演出するかもしれません。
ミスタージーティーは昨年末のホープフルSでは直線でスペースがなく5着止まり。レース後、矢作調教師は「かなり能力は高いです。これからも追いかけていただきたいです」とコメントしており、素質はG1でも通用するはずです。
馬券的にはこの3頭に、前回の記事で勝ち馬候補に挙げたコスモキュランダ、そして偉業を目指すレガレイラを加えた5頭ボックスで勝負してみたいと思います。
文/松山崇
【松山崇】
馬券攻略誌『競馬王』の元編集長。現在はフリーの編集者・ライターとして「競馬を一生楽しむ」ためのコンテンツ作りに勤しんでいる。
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