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東大生も納得した「読むだけで頭が良くなるマンガ」3選

日刊SPA! / 2024年4月14日 15時53分

 そこで「自分で書けばいいじゃないか」と家庭内での小説連載を始めます。そこから7年間にもわたって連載が続き、完結させたのが原作の小説です。

◆経済の仕組みがわかる

 中学生の木戸と福島は「そろばん勘定クラブ」に入ります。このクラブでは、お金を通して物事を見極めることを目的にしていました。特別講師は身長が2メートル近くもある謎のボランティア講師である江守。彼は、「かつてウォールストリートで巨額の金を動かしていた」なんて噂もたつ怪しい人物です。

 江守は、教室に入ってきて、現金を目の前に積み上げながら、開口一番こう告げます。「コレであなた方を買わせていただきます。あなた方のお値段はおいくらですか?」そこから木戸と福島の二人は、お金にまつわる様々な不思議について考えていく不思議な旅に巻き込まれていくのでした。

 経済というと、大人になってもよくわかっていない人も多いでしょう。難解な本に立ち向かって撃沈した経験のある方は、ぜひ本書から経済のいろはを学び始めてみてください。

◆○『まんがでわかる 伝え方が9割』
(ダイヤモンド社)

 最後に紹介するのが『まんがでわかる 伝え方が9割』。シリーズ合計で112万部にもなる『伝え方が9割』をマンガ化した本書。かつて一世を風靡した女性誌にて、新米編集部員として意気込む女性の舞は、「いつかは自分が社会を動かすトレンドを作り上げる」と壮大な夢を抱きながらも、空回りする毎日でした。

 なぜ頑張っているのに、モデルの説得に苦労するのか? 当然の提案をしているだけなのに、デザイナーに手直しを却下されるのか? そうした悩みを抱えながら仕事を続ける日々。

◆オネエの言葉が刺さる

 ある日、立ち寄った書店で、女性誌にダメ出しを続ける謎のオネエ(公式紹介文準拠の表現です)に遭遇します。そのオネエから、舞は「どうして仕事がうまくいかないのか」を教えてもらいます。それは「伝え方が悪いから」だというのでした。

 本書のテーマは「伝え方ひとつで、相手の答えはイエスにもノーにもなる」。相手に拒否されるような提案だとしても、伝え方を工夫すれば、提案を呑ませることもできる。そんな不思議な言葉のマジックを体感できます。

 楽しみながら読み進めるうちに言葉の技術が身につく一冊。日々のコミュニケーションに悩んでいる方は、ぜひ手に取ってみてください!

 いかがでしたでしょうか。マンガだからといって侮れないことがお分かりいただけたと思います。

 勉強をする手段は無限大です。本を読んだり、問題集を解いたりするだけではなく、日常の何気ない一コマが学びになる可能性を秘めています。

 勉強にハードルを感じていた方には、ぜひ今回紹介した3冊を手に取っていただければと考えています。

<文/布施川天馬>

【布施川天馬】
1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。(Twitterアカウント:@Temma_Fusegawa)

―[貧困東大生・布施川天馬]―

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