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「こんなに大きな人は初めて見た」“身長203cmの日本人男性”から見える世界とは?両親の身長も教えてもらった

日刊SPA! / 2024年4月15日 8時52分

「服は普通に買えないですね。袖の長さが足りません。スウェットなどは、同じものを2着買い、袖を切って足します。ジーンズは毎回特注で2万円以上しますし、革ジャンも特注で作りました。既製品だと7万円くらいだったんですが、やはり袖の長さが足りなくて『片袖10万円か』と躊躇しましたが、思い切って買いました。会社に着ていくスーツやコートまで、全てフルオーダーで作らなくてはいけないので、とにかくお金がかかります。ちなみに僕は夏が好きなんですが、袖を継ぎ足さなくていい服(半袖)が着れるからです(笑)」

大きいサイズのメンズ服でおなじみの「サカゼン」を勧められることもあるそうだが、同店の商品は基本的に横に大きい服ばかり。岸さんが着ると「肩が落ちるシルエット」になり、見栄えが悪くなってしまうので、買うことはないらしい。

◆高身長は「ステータスだと思っていない」

食器棚に頭をぶつけ、激痛に悶えることもあるという岸さん。外出時にも苦労が絶えないそうだ。平均に合わせた公共交通機関では当然サイズ感が合わない。

「バスは頭がつかえてまっすぐ立てませんし、電車内の中刷り広告で手を切ったことがあります。また、網棚に肘を乗せてみようと思ったんですが、やってみたら普通にできましたね。そういうサイズ感です。そして、普通に歩いているだけでジロジロ見られます。思春期のころには、友人から『お前と歩くのは恥ずかしい』と言われてしまいました……」

こうした不便や苦労もあって、岸さんは「身長が高いことはステータスだとは思っていません」と話す。まさに、過ぎたるは及ばざるが如しといったところだろうか。

◆「両親の身長」をよく聞かれる

とはいえ、203センチの身長があったからこその出会いもあったという。

「とにかく人に声をかけられます。『何センチあるの?』『ご両親も大きいの?』『スポーツはやっていたの?』というのが頻出の質問です」

確かにどうしても尋ねたくなる内容だ。ちなみに、父は170センチで母は160センチといたって普通の身長だ。そして、バスケットボールもバレーボールもやったことがないという。

「身長をあまりに聞かれるので、『いくつ?』と聞かれると、年齢を答えたらいいのか、身長を答えたらいいのか戸惑います(笑)。でも、たまに奢ってもらえることもありますし、知らない人と身長きっかけで話ができるのは楽しいです」

声をかけられるタイミングは、岸さんの体調や機嫌に関わらずやってくる。愛想のいい対応ができなさそうな時にはヘッドフォンをして歩き、あえて声をかけられないようにしているという。しかし、なかには不意打ちを受けることも。

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