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口臭と舌の状態でわかる「病気のリスク」。15年間で5000人の口臭を嗅いできた歯科医に聞いた

日刊SPA! / 2024年4月16日 15時54分

◆舌の状態をチェック!

焦げた肉のような臭い

舌の色みが赤くなるので、「紅舌」と呼ばれる。高血圧のリスクが高まり、脳卒中などの脳疾患にかかりやすい。性格が怒りっぽく短気な人に多い。興奮状態で血流が熱されていて焦げくさい臭いに。

車のオイルのような臭い

「褐色苔」は黄色い苔がたまっている状態。苔は雑菌の集合体で、口内扁桃が常に苔でただれていると免疫力が低下してウイルスの感染症にかかりやすくなる。コロナ患者も褐色苔の舌が多かったという。

生乾きの洗濯物のような臭い

体がカラカラに乾いてる状態で、舌の表面に何本も亀裂が入っているため「裂紋舌」という。口腔内が渇いていると虫歯や歯周病が進行しやすく、心臓内膜症や糖尿病へと進行するリスクも高くなる。

◆こんな舌も要注意!

血なまぐさいような臭い

舌の色が紫になっている場合は、血流が滞っている証拠で、脳梗塞や心筋梗塞になるサイン。また、舌の裏側にある静脈2 本の血色も確認して、紫色やデコボコしている場合は舌下静脈瘤の疑いもある。

下水のような臭い

舌の横がギザギザになる「歯痕舌」は、歯ぎしりや合わない詰め物がこすれるなどの慢性刺激が原因で進行すると舌がんの危険も。醬油やみそ汁などを口にしたとき、舌が年中ピリピリしていたら要注意。

【歯学博士/鍼灸師 中城基雄氏】
中城歯科医院院長。東洋医学にも精通し、口臭治療専門家として15年間で5000人超の口腔内を診察。ラジオ、新聞などへの出演も多数

【東海大学理学部教授 関根嘉香氏】
「環境と健康を化学する」研究に取り組んでいる。最近では体の臭いの原因となる「皮膚ガス」を明らかにし、臨床研究を行っている

取材・文/週刊SPA!編集部 写真提供/中城基雄氏

―[[ヤバい病気]の前兆]―

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