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東大生も受験時に全巻揃えたマンガも「大人が歴史を学びなおせる本」3選

日刊SPA! / 2024年4月21日 15時53分

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『小学館版学習まんが日本の歴史』(小学館)

―[貧困東大生・布施川天馬]―

◆大人が歴史を学びなおすために使える本
 みなさんは、歴史は好きですか? 大河ドラマや時代小説など、過去に思いを馳せる方は多いでしょう。最近では歴史をテーマにしたアニメやゲーム、マンガなども人気であり、触れる媒体は異なりながらも、各世代がそれぞれの方法で触れています。

 ただ、まじめに歴史を勉強するならば、やはり本で学ぶのが一番。ドラマや小説、ゲームやマンガではフィクションの要素が混じっていて、実践的な学習には役立たないことも多いからです。

 とはいえ、堅苦しい歴史書を紐解くのも難しい。今更高校の教科書を買ってきて勉強する気分でもない。今回は、そんな方に向けて「大人が歴史を学びなおすために使える本」を三種類ご紹介します。

◆○『一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書』
(SBクリエイティブ)

 最初に紹介するのが『一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書』。この本は、いうなれば「教科書よりも学びやすい教科書」。その理由は、歴史学習の進め方にあります。

 普通、教科書による学習では、様々な地域を同時並行で学習します。「同じ時代に世界ではどんなことが起きていたのか」を重視するためです。そのため、古代オリエントでメソポタミア文明を学んだら、古代エジプトへ話が移り、ペルシア王朝が勃興するまでの一連の流れが終わったかと思えば、時代をさかのぼって今度は古代ギリシアの学習へ移り変わるのです。

 この場合、ある程度世界史が頭に入った人には親切ですが、初学者には何がどこで起きたのか分かりにくい欠点もあります。そこで、この本では、それぞれの地域史が一区切りつくまで別の地域の歴史に飛びません。

 むしろ、その地域の歴史をある程度纏めて学習したほうが、事件の発端や経過、社会史の流れなども含めて分かりやすいのです。かつて歴史学習に挫折した経験のある方にこそおすすめの一冊。

◆○『アイム総理 歴代101代64人の内閣総理大臣がおもしろいほどよくわかる本』
(KADOKAWA)

 もう少しミクロなところから歴史を概観したい方には、こちらの『アイム総理』がおすすめ。「日本一生徒数の多い社会科講師」である伊藤賀一先生が執筆された著作。

 この本は、総理大臣全員を取り上げて、どのような人物かを徹底的に分析したもの。名前、出身地、生没年などはもちろん、就任時の年齢、退陣の理由、キャッチフレーズ、名言、就任前の職歴、総理になってから初めて行ったこと、口ぐせ、親族、はては友人関係まで洗い出します。

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