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「花見は廃止しました」「歓迎会は行きません」令和の新入社員の行動に思わずア然

日刊SPA! / 2024年4月24日 15時53分

しかし令和の新入社員はカシスオレンジやカルーアミルクなど、好きなものを頼み放題。ビールの泡は、早く飲まないと減ってしまう。なかなか乾杯できず、乾杯の挨拶を担当している次長や支店長がイライラしてくるのが伝わってきたらしい。

「アルコールならまだ良い方で、ソフトドリンクの他にもスムージーやハーブティーを頼む猛者もいました。もちろん全員、男性ですよ。二次会は彼らだけでスイーツを食べに行ったらしいです」

◆料理を取り分けず、一人で食べてしまう

別の課の新入社員が、課長にこっぴどく怒られていた。哀れに思ったAさんは、業務後に彼を飲みに誘った。中華料理屋でいくつか頼み、次々と品物が来たのだが……。

「頼んでいた大皿料理が来たら、彼は一人で食べ始めました」

彼に注意をしたところ、“飲み会で上司に取り分ける”という感覚がなかったのだという。

「聞いてみたら、コロナでは飲み会の経験が少なかったようです。オンライン飲み会はたまにやっていたようですが、それだと取り分ける癖はつきませんよね」

◆③「恒例行事」である花見を廃止

桜の名所の近くの支店では、新人が花見を企画したり、場所取りをする文化が残っていることが多い。「今年も花見を設定しろよ」と先輩が伝えたようだが、いつまでたっても案内がこない。

Aさんがどうなっているか新人に尋ねると「あぁ、今年から花見は廃止しました」とさらっと言われたのだという。

「それを聞いて、真っ青になりました。支店長や課長をはじめとして、ロビーのお局様など、花見を毎年楽しみにしている重鎮は多いのです」

そうしているうちに桜は散り、花見の文化も店から消え去ってしまったのだという。

「伝統を大事にするという意識が、俺たちの頃はありました。今の子は新しいものに目がいきがちで、それはそれで良いのですが、古い価値観に興味が持てないんでしょうね」

◆令和の新入社員ならではの優しさや正義感も

今回はネガティブな世代間の違いを紹介したが、ポジティブな面もあるのだという。

困っていそうな派遣スタッフに「何でも聞いて下さい」と自ら声をかける優しさ、先輩が上司から雑用を押し付けられている姿を見て「それ、〇〇さんに頼むことじゃなくないですか?」と助け舟を出す正義感は、どの世代よりも強いのだとか。彼らが上司になった時、どんな職場が出来上がっているのか、今から楽しみである。

<文/綾部まと>

【綾部まと】
ライター、作家。主に金融や恋愛について執筆。メガバンク法人営業・経済メディアで働いた経験から、金融女子の観点で記事を寄稿。趣味はサウナ。X(旧Twitter):@yel_ranunculus、note:@happymother

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