1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

“15年間フルーツしか食べない人物”に起きた驚きの変化。「ラーメンもお菓子も食べたいとは思わない」

日刊SPA! / 2024年4月30日 8時52分

――出張にまでフルーツを持って行くんでですね(笑)。

中野:流石に全て持っていくわけではありませんが、数日間の出張後は肩が痛くなります(笑)。

――現地でも購入するんですよね?

中野:ホテルの近くのスーパーなども調べますが、仕事が終わる時間には開いていなかったりします。水やお茶を飲まないので、フルーツがなくなることは私にとって本当に死活問題なんです。最悪、コンビニがあれば冷凍フルーツがあるので、それでしのぐこともあります。昨日も、スーパーを見つけるまでファミマで冷凍マンゴーを買ってしのいでいました(笑)。

――食事会や飲み会などもあると思いますが、そんな時はどうしていますか?

中野:もはや呼ばれなくなりました。だって、呼ばれて行っても僕は水すら飲まないでただ座っているだけですからね。そういう点からも、私のようなフルーツ生活は、他の人には絶対に勧めませんね(笑)。

◆健康診断の数値はどうなったのか

――健康診断の数値などは変化しましたか?

中野:33歳でこの実験を始めて、今48歳ですが、看護師さんやお医者さんにはしばしば検査結果を褒められますね。血糖値も血圧も肝機能も正常、特に腎臓の機能がとてもいいようです。

――見た目にも、ほっそりされていますが、若々しく健康的に見えます。

中野:以前にテレビの企画で骨密度を調べてもらったことがあったんですが、同年代の男性に比べて3割も高い骨密度で驚かれました。

――糖分を多く摂ると骨が溶けると、昔はよく言われましたね。

中野:担当のお医者さんも結果を信じてくれなくて、2回計測し直しましたが、もちろん数値は同じでした。ひとつわかっていることは、温州みかんの色素に含まれる「βクリプトキサンチン」という成分が骨密度を高めるという、エビデンスがあります。なので、その影響もあるのかなと思います。

◆一生涯続けて、死んだら検体にしてほしい

――15年もやっていれば、本来の目的は達成できたのではないですか?元の生活に戻ろうと思わないんですか?

中野:体が自然に衰えてくる50~60代でもどうなるか調べたいと思いますからね。できるなら一生涯続けたいですし、死んだ時には私の臓器を検体として出したいので、今の所やめるつもりはないですね。

――解剖して診てもらうんですね。

中野:はい。例えば、冬場は、温州みかんの色素(βクリプトキサンチン)のせいで、手のひらや足の裏はもちろん顔も黄色いです。ところが近年、骨粗鬆症、2型糖尿病、肝臓病予防など、βクリプトキサンチンの健康効果が明らかになってきてるんですが、食品から大量に摂り続けた人体実験例はありません。医学の発展にも寄与できると思うので、臓器を含めていろいろと調べてもらいたいです。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください