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ロンドンで“アプリ無双”する日本人女性(20代)が驚いた「日本と海外でここまで違うデート文化」

日刊SPA! / 2024年5月1日 15時52分

 むしろ料理をしたり、相手の部屋の掃除をしたりするというのは、する方もされる方も男女ともに自立していないと思われる、というのが私の抱いている印象です。

 かといってヨーロッパは男女平等!と言いたいわけでもありません。日本にいたときはヨーロッパは男女平等だから賃金格差も小さく、デートも割り勘、と聞いていましたが、実際にはみんな奢ってくれます。

◆「恋人」前からセックスするのはごく普通のこと

 日本では恋人とセフレをはっきりと分けることが多いと思います。インターネットにも「付き合う前にセックスするとセフレになってしまい、恋人になれない」といった話が転がっています。

 しかし欧米では、はっきりと「恋人」になる前からセックスするのはごく普通のことです。デーティングアプリで会い、お互いに気に入ればその後もデートやセックスを続けますが、この状態は単なる「see」という状態。こちらでは誰かとデートしているかどうか聞くときに「Are you seeing somebody?」と聞きます。

 この時点では、相手が他の人ともデートやセックスをしているかもしれませんし、逆にこちらも他の人とデートすることができます。

 もしお互いに気に入って「他の人とデートしてほしくない」と思って初めて、「exclusive」=排他的な関係に移行します。どれくらいの期間を経て1対1の関係になるのかは人によります。

 さらに真剣な交際は「relationship」と呼ばれます。「relationship」が何を指すのかも人によるようですが、例えば「相手のことを人生設計に組み入れる」などがrelationshipになってきます。

◆お互いに何を求めているかは話し合う

 日本のデーティングカルチャーについて聞きかじっている人もいて、「日本ってデートして数回で告白して付き合うって本当?」と何回か聞かれたことがあります。こちらの感覚では、デートして数回で交際=relationshipに移行するのはかなり早いのです。

 こちらのデーティングカルチャーについて感じるのは、それぞれが自分の求めていることをきちんと言語化して、相手とすり合わせていく必要があるということです。カジュアルなデート相手がほしいのか、真剣な交際を求めているのか、カジュアルな場合でも1対1がいいのか、といったことを言語化して相手に伝える必要があります。

 告白して付き合って、付き合っているならこういうことをして、しばらくしたら結婚して……といった約束事がないので、それぞれが何を求めているのか相手と話し合う必要があるのです。

<TEXT/深田エリィ>

【深田エリィ】
国立大学を卒業後、出版社など勤務を経て現在はロンドンの某シンクタンク系企業に勤務。旺盛な好奇心で現地の人たちと国際交流を図っている

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