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美容師が明かす「実は困ってしまう客の言動」3選――大反響・総合トップ10

日刊SPA! / 2024年5月6日 15時44分

 また、こちらはお客様にご理解いただくのが難しいところなのですが、カウンセリングした上でカットし終えた髪型を、もう一度全く別の髪型にするとなると、美容師側は2回分の仕事量になってしまいます。そのため、「気が変わった」などの理由だと、場合によっては対応致しかねます。

 飲食店で例えると、ラーメンを注文して作っている最中や、すでに届いてから、「やはりチャーハンに変えて欲しい」というのと同じで、対応が難しい状況です。

◆切り直しは頼んではいけないのか?

 とはいえ、仕上がりが事前にカウンセリングした内容と違った場合や、美容師側に過失があった際の切り直しはもちろん問題ありませんので、遠慮なく担当者に依頼しましょう。

 美容師側に過失がなくても、襟足や耳周り、前髪などの細かいイメージのズレは起こりうるものです。これらの部分的な切り直しならば、カット後でも問題なく受け付けてくれる美容師は多いと思います。当然、美容師側も、極力お客様にとってベストなヘアスタイルを提供したいと考えているからです。

◆③野球やサッカーの話題

 スポーツが好きなお客様は多くいらっしゃいますが、実はその話題で美容師が困ってしまう場合があります。担当しているお客様の応援しているチームが勝った話をしている時に、別の席のお客様が負けたチームのファンという可能性があるからです。

 特に対戦相手のチームや選手のことを悪く言ってしまった場合、その話題が聞こえたお客様が不快に感じてしまうこともあります。美容師からは話題を遮るのが難しいこともあるので、スポーツの話題もできるだけポジティブな内容をお話いただけると助かります。お酒の席では「政治・宗教・野球」の話が喧嘩の元になりやすくNGとよく言われていますが、美容室も同様かもしれません。

◆美容師は居心地の良い空間を提供するのが仕事

 今回は数少ない「美容師が困ってしまうケース」を取り上げさせていただきました。繰り返しになりますが、美容師側がお客様を第一に考え、居心地が良い空間を提供することが大前提です。

 美容室は一般的に“女性が多い”というイメージもありますが、最近は男性のお客様に特化した美容室も増えてきています。どうしても美容室で気を遣ってしまう方は、そういったお店を選ぶといいかもしれません。美容室をより心地よくご利用いただければ幸いです。

<文/川口達也>

【川口達也】
株式会社PERCUT 代表取締役。1984年6月12日生まれ。群馬県桐生市出身。高校卒業後、美容師養成所であるテクニカルスクールTONI&GUYアカデミー東京校、山野美容専門学校を経て、美容師免許取得。原宿にある大手美容室に6年ほど勤めトップスタイリストとなった後、独立。男性専門の美容室開業を決め、2013年、下北沢に1店舗目をオープン。その後は、大阪、名古屋へと拠点を広げ、現在は10店舗の店舗運営を統括している。

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