1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

GW明けから地獄のような日々。2か月で辞めた新入社員の怒り「1日14時間労働が15日続いて…」――大反響GWトップ10

日刊SPA! / 2024年5月6日 15時45分

「飲食店がオープンしている間は、営業開始の朝10時から閉店する24時まで現場に立ち会っていました。やっと終わりかなと思ったのですが、客先から『もう少しいてほしい』という依頼が……。すると上司から『三橋だけあと3日残っていろ』と。さすがに頭にきたのですが、どうすることもできませんでした。先輩には『人質にして申し訳ない』と謝罪され、現場の従業員にも同情されていましたね」

◆15日間無休で働いたのに…

高崎での激務を終えても、労いの言葉一つなく、まるで消耗品のような扱いを受けることに。

「ようやく家に帰ることができるようになると、会社から帰り道に1度帰社するようにと。さっさと帰りたいのに、わけがわからず辟易としました。案の定、挨拶がてら軽く話すくらいで、特に必要性は感じられず。

また、15日間無休で働いた分の代休を取ろうとすると、『これからの1週間は不測の事態が発生する可能性もあるから休まず会社に来るように』と命令され、耳を疑いました。休みも満足に取れない状況なのに数日後には『このあと奈良に行ってもらうから』とも言われて。ふざけるなという感じでしたね」

◆この会社で得られた経験は「ゼロ」

さらに給料の面でも、信じられないことが起きていた。

「当然深夜まで働いていたわけですから、残業代がたんまりと出るだろうと。それだけを楽しみにしていましたが、『うちは年俸制だから残業代は出ない』と。さすがに『そんなのはおかしいだろ』と抗議したのですが、『それなら辞めてもらってかまわない』とのことでした」

その後、どうなったのだろうか。

「1日14時間拘束の15連勤なのに、代休・残業代ゼロではやってられないですよ。結局『辞めていい』ということでしたので、お言葉に甘えてその場で辞めさせてもらいました。現在は別の会社でシステムエンジニアをしています。この会社で得られた経験は、ゼロですね」

=====

過酷な環境で花開く能力もある。それは往々にして処理能力や処世術だったりするものだが、彼の場合は「ヤバい会社はさっさと見切る」という決断力だった。

<TEXT/佐藤俊治>

【佐藤俊治】
複数媒体で執筆中のサラリーマンライター。ファミレスでも美味しい鰻を出すライターを目指している。得意分野は社会、スポーツ、将棋など

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください