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人気スニーカー系YouTuberの“福袋炎上騒動”から1年半「手元に残ったのは300円…」仲間の存在が心の支えに

日刊SPA! / 2024年5月13日 8時54分

◆炎上騒ぎを助長した「憶測」や「噂」

 ケンジさん曰く、当たりの福袋も含め、年明け1月3日に購入者の元へ届くように設定していたそうだ。だが、宅配業者のシステム上、配送前に営業所へ行けば福袋を受け取れてしまっていた。つまり、まだ当たりを送っていない段階で、購入者が先んじて福袋を取りにいったことで「当たりが全然入っていない」という事態が起きてしまったのだ。

「炎上の理由が『外れしか入っていない』というものだったので、全部の配送を急ピッチで進めたんですが、『火消しのために当たりの福袋を送っている』と捉えられてしまって。さらに、年末年始の恒例である福袋という話題性も加わって、一気に炎上が拡大してしまいました」

 また、ケンジさんは、信頼のある仕入れ先から新品として購入したものだけを福袋に入れていたので、スニーカーは全て新品そのものだった。しかし、理不尽にも「新品ではなく中古品が福袋に入っている」といった指摘がされてしまった。

「スニーカーフリークは紐が少しでもほどけていたり、箱が傷ついていたりすると、それだけで中古だと思ってしまう。運営者としては、箱が傷ついているからと返品を許してしまうと、箱をわざと壊して返品させるといった手口もあり得ると思ったので、全て返品不可と定めていました。それでも、購入者と僕たちの考えがマッチしていなかったのも、炎上の引き金になったのかもしれません」

◆YouTuber仲間がメンタル不調の支えになった

 ケンジさんとしても、スニーカー福袋を販売するのが初の試みであり、完全に手探り状態だったわけだ。しかも、スニーカー福袋の仕入れコストと実売から得た利益を差し引いて残った利益は20万円以下。そこから手数料などの諸経費をさらに除くと、手元に残ったのはわずか300円ほどだった……。

「数か月の活動停止」を余儀なくされ、さらに炎上に伴う誹謗中傷や批判から心労を抱えてしまい、うつ病を患ってしまったケンジさんだが、その支えになったのは知人・友人の存在だった。

「スニ垢男子の今野さん(@suniakadanshi)や髭ミルクさん(@hige_milk369)、くろまなさん(@kuromanasnkrs)といったスニーカー系YouTuberの人たちが、相談に乗ってくれたり一緒にご飯へ行ってくれたりと、とても励みになりました。また、大阪でブランド古着の買取販売を行うブランドバイヤーズの社長も『炎上したなら、それをネタにするしかない』と言ってくれて。こうした色々な支えや働きかけがあって、無事に立ち直ることができたと思うと、今でも本当に感謝しています」

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