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元プラスマイナス・岩橋氏が語る“松本人志の凄さ”「ダウンタウンさんは異質やった」

日刊SPA! / 2024年5月16日 15時52分

ダウンタウンのお二人は、タブーに手を出すようなヒリヒリしたトークを展開される。大物芸能人にも臆することなく突っ込んでいく。どうなるかわからないところにハンドルを切ってしまう野性的な感覚というか。だから、僕の動物的な笑いも面白がってくれたのではないかと思うんです。

破壊に魅せられてしまった僕からすれば、やっぱり今のコンプライアンス重視の世の中は、ちょっと息苦しさを感じます。動物みたいな僕に、あれもダメ、これもダメって課せられると、自分勝手で申し訳ないと思うんですけど、しんどいです。

◆世の中の流れはわかるけど「残念だし悲しい」

失礼と笑いは紙一重なところがあって、そこを面白がってる僕は時代遅れなのかもしれないです。昔、番組の企画で料理を作っている時、我慢できなくなってケチャップを天井にぶちまけたことがありました。しばらくすると番組に、視聴者のおばあちゃんから達筆の苦情が届きました。

みんな破壊の面白さをどっかでわかっているはずなんです。お笑いって、日常ではありえへんようなものを見れるから面白くって腹を抱える。それがどんどん減っていくのだとしたら、僕は残念だし悲しいです。世の中の流れはわかります。飲み込まれていくのか、抗っていくのかってところだと思うんですけど、なかなか抗えない。すべてがいい子ちゃんになっている感じがしちゃって。

いろいろなものが発展して便利になって、スマホで簡単に見ることができるけど、「じゃあ、腹を抱えてほんまに笑えてんのか?」って尋ねたら、みんなどう答えるんでしょうね。今の時代の人たちはかわいそうやなって思いたくないけど、「その面白いってほんまはもっと面白くなるのにそれでいいの?」って思ってしまう。

◆「一蘭の味集中カウンター」みたいな楽しみ方もダメなのか

コンプライアンス的にアウトだとしても、一人で楽しむ分には許されるシステムもダメ? 「一蘭の味集中カウンター」みたいにできへんのって思います。破壊的なものが、笑いの中から薄まっていくのは寂しいなと思います。ケガはしちゃダメですけどね。

僕はもう出演が終わってしまいましたけど、BSよしもとで『ガッツ100%テレビ ~笑いと愛が企業を救う~』っていう番組があって、ものすごく自由なことをさせていただきました。“アンチ時代の流れ”じゃないけど、やりたいことをやって、体を張って。ものすごく面白い番組なので、是非みなさんに見てほしいです。

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