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わいせつ動画投稿で「約1億円の収益を得た」男女の代償…元セクシー女優が「海外サイトへの“違法動画投稿のリスク”」を語る

日刊SPA! / 2024年5月18日 15時54分

◆同人ビデオで「収入1億円」は高い?

 海外向けサイトやSNSの運用により、2人は数年間で約1億円の収益を得ていた。活動歴たったの数年、ネット上だけの動きで1億円。数字だけを見るなら多くの人が「脱いだだけで億万長者だなんてラクな仕事だな」と思うかもしれない。

 しかし、冷静に考えてみてほしい。無修正という法を犯し、ファンサイトとSNSの投稿を定期的に行い、撮影を各地で繰り返してやっと1億円と考えると、あまり高い金額ではないように感じる。

「お前の金銭感覚がバグっているから安く感じるんだろうが」なんて言われればそれまでの話なのかもしれないけど、逮捕やデジタルタトゥーのリスクを考慮すると、かなり安いのではないか。そもそも、代償はお金に変えられないとさえ思う。

 ただこれはあくまで私の考えであり、世間一般や同人ビデオに可能性を感じる人々からすると魅力的な金額なのだろう。報道により、今現在同人界隈に生息するクリエイターは危機感を覚えただろうけど、同時に「億も稼げるんだぁ」とムダな可能性を見つけてしまった“志願兵”が現れるのも、この業界の悩ましい点である。

◆外国人の目に留まれば収入は青天井に

 志願兵の登場や正規ビデオから同人に流れる女優が増えれば、自然と業界は盛り上がってしまう。ユーザーはお金さえ払えば無修正ビデオを簡単に観られるのだから、こうしてどんどん客も演者も裏へレッツゴー。そりゃあ、正規品が売れなくなるわけだ。

 女の子は稼げてユーザーは表のビデオより楽しめる……というお互いウィンウィンな構図が同人界隈では見事に出来上がっている。それに国外無修正モノは海外サーバーに載せるため、外国人の目に留まれば広い層のファンを獲得することも可能。日本人だけを相手にするよりも、収入は青天井になるのだ。

 お金と活動の自由度だけを見るなら、同人ビデオが白熱するのも頷ける。ただ多くの人は目に見えてわかるリスクを熟知していないか、逮捕事件をどこか他人事と思っている事実は否めない。大金ばかりに気をとられ、手にする金額以上のリスクが含まれることを忘れているような気さえする。

◆「稼げる」だけで全てを決めてはならない

 私はセクシー女優や昼職、ライターを経て思うが、お金は本当に大切だ。生きるにはお金が必要不可欠だし、あればあるほど挑戦できる物事の幅が広がる。金銭面がカツカツだと心に余裕がなくなり、人生を彩るのさえ難しいのだから「お金はあったらあっただけ良い」という考えは、決して間違いではないだろう。

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