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試合に出れずに苦しむ、2軍降格の巨人・秋広。阿部監督の評価は「辛辣すぎないか」

日刊SPA! / 2024年5月22日 15時51分

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打撃練習する秋広優人と話す阿部慎之助監督 ©産経新聞

今年の巨人は監督が阿部慎之助氏になったことで、選手の起用法が大きく変化。特に、ファンの間で賛否両論渦巻いているのが「主力を担うべき左打者への扱い」だ。
本記事では、これまでプロ野球から高校野球まで野球関係の記事や書籍を幅広く執筆している野球著作家のゴジキが、「大城卓三と秋広優人の現状」について考えてみたい。

◆開幕前は大いにに期待されていた「大城と秋広」

今期の巨人打線で軸となるのは、右打者では坂本と岡本。そして左打者では、丸を除くと長打が見込める選手は大城と秋広。彼ら二人がより飛躍するシーズンだと思われていた。しかし、残念ながら開幕してから今まで出場機会に恵まれていない。

「右投げ左打ち」で球史に残る活躍を見せた阿部氏からすると、両選手の現状には満足していないのだろう。

◆「打者」としても大城を起用すべき

大城に関しては、ライバルの小林誠司が投手陣を牽引し、リーグトップクラスの投手陣を形成しようとしている影響も少なくない。

また、今シーズンは岡本、吉川尚輝、門脇誠、坂本といった内野陣が鉄壁のディフェンス力を誇るため、“守るチーム”としても小林の存在が欠かせなくなっているのかもしれない。

しかし、疲労によるパフォーマンス低下を防ぐためにも、守備やリードの面を多少目を瞑り、大城を起用していくべきではないか。3年連続二桁本塁打を記録する大城の打撃力を活かすためにも、一塁手として起用するのもアリだろう。

攻守においてチームの要だった阿部氏からすると、物足りなく感じる可能性は高いが、大城が貴重な戦力なのは間違いない。今シーズンはオフにFAも行使できることから、本人の意にそぐわない起用を続けると、他球団に移籍する可能性もあり得る。実力相応の起用をしてほしいところだ。

◆秋広への評価は「辛辣すぎないか」と思ってしまう

昨年、二桁本塁打を記録した若干21歳の秋広も、阿部新監督から洗礼を浴びている。身長2メートルの体躯から豪快な打撃を繰り出す一方で、器用さも兼ね備えている若手のホープだ。松井秀喜氏の代名詞「背番号55」を背負うことからも、球団側からも高く期待されているはず。

近年の巨人は左打者の長打力不足に悩まされていたものの、この秋広が台頭したことにより、解消されたかのように思えた。

しかし、阿部氏は他の選手と比較しても辛辣に思える評価を下した。2軍で開幕を迎え、5月7日にようやく1軍昇格したが、途中出場など中途半端な形で20打席しか与えられなかった。にもかかわらず、5月20日にまたもや2軍降格の憂き目に。

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