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日本ダービーで注目すべき「皐月賞未出走馬」。魅力は“トップスピードの持続力”

日刊SPA! / 2024年5月24日 15時30分

 1984年のグレード制導入後、無敗で皐月賞馬となったのは10頭。その内、1984年のシンボリルドルフ、1991年のトウカイテイオー、1992年のミホノブルボン、2005年のディープインパクト、2020年のコントレイルが無敗のまま日本ダービーも勝利しています。世代最強馬としてダービーの称号は譲れません。

◆ウオッカ以来の偉業達成なるか!?/レガレイラ

 1984年のグレード制導入以降、日本ダービーに牝馬が参戦したのはこれまで4回。2007年にウオッカが1着となりましたが、残り3頭は全て人気以下の着順に敗れています。やはり牝馬にとって2400mは非常にタフな舞台であり、難しいチャレンジであることは間違いありません。しかし、レガレイラはウオッカ以来の偉業を成し遂げられるだけの資質を有していると考えています。

 新馬戦は洋芝で直線が短く速い上がりを出しづらい函館競馬場でしたが、上がり2ハロン22.9秒のトップスピード勝負を差し切り。函館競馬場芝1800m以上で上がり2ハロンが22.9秒以下となったのは歴代でも33件しか少なく、その中で上がり3ハロン34.4秒以下を記録した勝利した馬は15頭しかいません。そして、2歳馬で唯一該当するのがレガレイラなのです。

 さらに2歳の中距離路線ナンバー1を決めるホープフルSでは、牝馬ながら果敢に挑戦して見事勝利。デビューからスローペースしか経験していないにも関わらず、G1昇格後2番目に速い前半5ハロン60.0秒のハイペースに難なく対応。不利と言われる牡馬相手の中距離戦で勝利する偉業を成し遂げました。

 皐月賞は急遽の乗り替わりもあり、6着に敗れてしまいましたが上がり3ハロンはメンバー最速となる33.9秒を記録。ジャスティンミラノとも0.5秒差ならまだ見限れません。

◆最後の切符を掴んだ良血馬が逆襲へ/ダノンエアズロック

 最後の注目馬はダノンエアズロック。実は以前執筆した弥生賞の記事でも取り上げていました。その内容と重複しますが、同馬の持ち味はトップスピードの持続力にあります。

 アイビーSで記録された上がり4ハロンは45.1秒。時計の出やすい新潟競馬場を除いて、2歳戦の芝1800m以上のレースで上がり4ハロン45.4秒以下が記録されたレースはディープインパクトの新馬戦、ジオグリフの新馬戦、そしてダノンエアズロックのアイビーSと歴代遡ってもわずか3件しかありません。

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