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クシですくとシラミと卵が大量に…子供に急増するシラミ感染の実態と対処方法――仰天ニュース

日刊SPA! / 2024年5月26日 15時44分

1981年に発売され、80年代後半にはアタマジラミはいったん減少したのですが、90年代に入って再び、小学生や幼稚園児、保育園児の間で増加し始めました。シラミを知らない世代が親になり、子供の頭に感染しているアタマジラミに気づかないため、感染が拡大していると推測されています。
(ダンヘルスケア株式会社HP「シラミ講座1」より引用)
〜引用以上〜

 強い殺虫剤がなくなったことと、シラミを知らない親世代が増えたことで子供たちの間でアタマジラミが増えているというのだ。

◆駆除グッズは専用の櫛とシャンプー

 娘が帰宅する前に用意したのは、アタマジラミ駆除シャンプーのスミスリン、そしてアタマジラミと卵を除去できるニットピッカーフリーコーム(以下:ニットピッカー)という目の細かい鉄の櫛。

 そしていざ“しらみつぶし”なのだが、お迎えで保育士さんから「洗面器にたっぷり獲れました……」と衝撃の事実を告げられ、戦々恐々としつつニットピッカーで頭をすくと……。

 えっ!?

 何コレ……これ全部アタマジラミ?

 うわっ! デカっ!

 なんと数回、ニットピッカーですいただけで、10匹近い成虫と同じ数くらいの卵が……。もう、ここから我が家はパニック。
 耳の後ろをよくよく見ると、小さなフケのようなものが髪の毛にまとわりついている。そして、地肌を見ていくと……いました、親玉級のデカいヤツが。もう、見ているだけで頭どころか全身が痒くなってくる。
 こうして30分ほど掛けて、次女の頭を文字通り“しらみつぶし”にしたわけだが、これで終わりではない。こんどは家庭内感染の有無を調べると……お姉ちゃんも感染していることが発覚。

 その後、お姉ちゃんの頭の駆除と子供たちの布団と枕のカバーを急いで洗濯&乾燥、部屋の掃除。その後、風呂場でスミスリンを使って子供2人をシャンプーと、地獄のような一夜を過ごしたのである。

◆シラミの卵はなかなか取れない

 皮膚科の先生にも話を聞いた。

「アタマジラミの卵は、ヘアキャットという髪の毛につくゴミやフケにも似ているけど、決定的な違いはなかなか取れないこと。爪でつまんでもなかなか取れなかったら、アタマジラミを疑ってみてもいいかも。

 卵は6〜10日で孵化するから、3日に一度スミスリンでシャンプーして成虫を駆除しつつ、毎日櫛でしっかり駆除していくこと」

 確かに目視で確認して卵を取ろうとしても、これがなかなか取れない。ニットピッカーを使ってようやく取れるという感じだった。それでも取れない場合は髪の毛ごと切ってしまったほうがいいのだとか。

◆1〜2週間で完全駆除できる

 しっかりやれば1〜2週間ほどで駆除も完了するという。また、アタマジラミは不衛生だからなるというものではなく、誰でも感染するリスクはあることも知っておいてほしいと付け加えられた。

 結局、我が家はお姉ちゃんは10日ほど、次女は2週間かかって完全に駆除ができたが、毎日櫛ですいてシャンプーを丁寧にするだけで、かなりの手間と労力になったのはいうまでもないこと。

 実はそんなに珍しいことではないシラミ感染。シラミを知らない世代が親になったために増えたとは、なんとも皮肉なことである。

文/谷川一球

【谷川一球】
愛知県出身。スポーツからグルメ、医療、ギャンブルまで幅広い分野の記事を執筆する40代半ばのフリーライター。

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