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寿司屋で“恥をかかない”作法7選。「あがり」「おあいそ」はカッコ悪い――大反響・総合トップ10

日刊SPA! / 2024年6月2日 8時45分

あまり気持ちよく感じない客の言動を聞いたところ、「肘をついて召し上がったり、電話などで途中席を立たれることは、周りのお客様のことを考えても決して気持ち良いものではない」と教えてくれました。さらに「外でタバコを吸いに行き、戻ってきた時のタバコ臭は想像以上に強い」そうです。

◆あがり、おあいそ、むらさき。職人が使う言葉は使わない

店とのやり取りの中で、「あがり」や「おさいそ」という、一見ツウを思わせるような用語を使う客がいるそうです。これらのワード、実は店側の符丁(合言葉)であり、客が使うものではありません。普通に「お茶」や「お会計をお願いします、しめてください」でOKなのです。

◆褒め方としてうれしいのは、シャリやコハダ、そして…

店とのやり取りの中で、「寿司をどう褒めるか?」という点については、「〇〇がおいしかった」と具体的に褒めてくれることが喜びにつながるようです。中でも、寿司屋の命ともいわれるシャリやコハダを気に入ってもらえることは、職人冥利に尽きるのだとか。そして、おいしかった以上に嬉しいのが、「楽しかった」という称賛。そのために緊張感を盛って真剣に寿司を握り、客と対話をしているそうです。

◆会計は明朗なケースがほとんど。事前決済もオススメ

やっぱり気になるのが、お会計。「最近の寿司店ではおまかせコースであればサイト等で価格が明示されているので、想定外の請求になることはまずありません」と佐竹大将。もう少し具体的な数字を教えてもらうために、2人で来店して飲み物を2杯ずつ注文した想定で請求額を教えてもらったところ、65300円という回答をもらいました。これなら心の準備がしやすくなるかもしれません。

◆寿司屋での最大の心得は、「ヒト対ヒトの関係を楽しむこと」

「おいしい寿司を味わっていただくのは最も重要だと考えていますが、店としてはお客様が会話を楽しんでいただいて、信頼関係を作っていただけるような努力をしています」と、しっかりとした口調で答えた大将。どの寿司職人も、人間力の強い板前を目指して日々研鑽を重ねているそうですから、客としても“ヒト対ヒトの関係性を楽しむ”意識を持つことこそが、高級寿司店を存分に堪能することにつながるようです。

さあ、皆さんも心配せずに高級寿司店を楽しみましょう!

<取材・文/スギアカツキ>

【スギアカツキ】
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。世界中の健やかな食文化を追求。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)が好評発売中。Twitterは@sugiakatsuki12。

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