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新日本プロレスの道場に乗り込んだ“道場破り”の末路…「立ったままバキバキッて極めて終わり」

日刊SPA! / 2024年6月3日 15時52分

前田:それで佐山さんが「空手家とどう闘おうか」と考えてる時、大阪巡業中に公園で空手の稽古をしていた田中正悟とたまたま出会ったんだよね。それが俺と新日本の接点だから。

──なるほど。

◆頭に来て「テメー、この野郎! ぶち殺してやる!」

前田:でも結局、猪木さんの付き人で佐山さんはどっかに行ってる時、そのプロ空手のヤツが道場に来たから藤原さんが相手したんだよ。

藤原:もともとスパーリングって話だったから、そんなグチャグチャにやるつもりはなかったんだよ。でも、途中で「ブレイク」って言われて離れた瞬間、ハイキックをバカーンと入れてきたんで俺はもう頭に来てさ、「テメー、この野郎! ぶち殺してやる!」って、バババババッとやって終わらせたんだよ。あの時いいハイキックもらったけど、俺は倒れなかったよ。

前田:最後は蹴り足をつかんで、立ったままバキバキッて極めて終わりだったんですよね。俺は入門直後からそういう話を聞いていたから、「どうやったのかな?」と思って自分なりに研究して、それをリングス時代にディック・フライにやったんだよ(笑)。

──あのスタンド状態で、足首をバキッと折る危ない技は藤原さんが元祖だったんですね(笑)。

藤原:蹴り足を脇でキャッチするのは、ムエタイにもある技術だからね。東京北星ジムでもよく練習したよ。

◆「死んでもいっさい責任は負いません」という紙にサインさせ…

前田:あと佐山さんが凱旋帰国した時にタイガーマスクで有名になって、「タイガーマスクにチャレンジ」みたいな企画があって、その時、俺らが相手したんだよ。

──『少年サンデー』かなんかの企画ですよね。

藤原:そこそこ人数がいたよな。それで俺が最初に行ったんだよな。一応、柔道や空手をやってるヤツが集まったってことなんだけど、パッと見たらみんなちっこいんだよ。本気でやって大ケガさせるわけにもいかないけど、手加減しすぎると「プロレスラーはたいしたことなかった」とか言い出すヤツがいるだろうから、倒したあと肋骨にカカトをバカーンと入れてな。肋骨にヒビが入ってもそんな大ケガじゃないけど、2カ月くらい息をするだけで痛いから、怖さを植えつけるのにちょうどいいんだよ。そういうのを3人くらい相手したかな。その次、お前がやったのか?

前田:俺も3人くらいやりましたね。

藤原:ムチャな企画だよ。どうせ「死んでもいっさい責任は負いません」みたいなことが書かれた紙にサインさせただけでやってるんだから。今なら大問題だろうな(笑)。

<談/前田日明・藤原喜明>

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