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「冷凍した食材」“マズくならない”解凍術3選。「トレイに入った肉をそのまま冷凍するのは…」

日刊SPA! / 2024年6月5日 15時51分

他の方法として電子レンジでの解凍がありますが、最近の電子レンジは機能も十分に向上し、解凍に適したワット数(100~200ワット)の切り替えが可能になっています。ひとつ注意すべきは、加熱ムラ。食品はそのまま置かずに耐熱性の皿や容器の上に乗せて温めること、レンジ庫内の中央に置くことが重要です。また庫内にタレ、調味料、油、水滴がついている場合、そこに電磁波が集まりやすくなるため、十分にふき取ってから解凍するようにしましょう。

◆③「解凍プレート」を使用する

そしてもう一つ、急なタイミングで冷凍食材を解凍したい場合に便利なのが、最近SNS等でも大注目されている「解凍プレート」。

解凍プレートとは、アルミニウム合金によって作られている金属製の板で、1枚1000~2000円程度(サイズやメーカーによって金額が異なります)で購入ができるキッチングッズ。アルミニウムが優れた熱伝導性を持つ特性を利用したもので、食材の冷たさ(熱)を早く放出させることで、通常の常温放置に比べて短時間(おおよそ半分以下の時間)で解凍させることができます。これを使うことで、流水解凍や自然解凍にくらべて解凍ムラがなく、ドリップも比較的おさえることができますから、1枚持っていても悪くはないはず。

購入する際には次の2点を重視すると良いでしょう。スピーディーな熱放出のためになるべく厚く面積の広いタイプを選ぶこと。そして、プレート裏側(底部分)がギザギザなど工夫が施されているものを選ぶことです。また、ステーキ肉など早く解凍したい場合には、2枚を使って食材を挟むとさらに解凍時間を短縮させることもできます。

実はこの解凍プレート、多くの家庭には代用アイテムがあることも覚えておきましょう。それは、フッ素樹脂加工のフライパン。最近主流のフライパンは、軽くて熱回りがよいものが多く、ほとんどがアルミ合金によって作られているからです。収納面や節約を重視したい方は、フライパンを活用してもよいでしょう。

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以上いかがでしたか? 結論としては、冷凍食材をおいしく食べるコツは、脱気冷凍をして、冷蔵庫で解凍をすること。急ぎの場合は解凍プレートを活用するのも賢明でしょう。解凍方法にはそれぞれにメリットデメリットがありますから、それらを念頭に置きながら、解凍ワザを賢く習得してみてくださいね!

<TEXT/スギアカツキ>

【スギアカツキ】
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。世界中の健やかな食文化を追求。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)が好評発売中。Twitterは@sugiakatsuki12。

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