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NISAで損切りする投資家も……暴落時の対処法とは?

日刊SPA! / 2024年6月5日 8時51分

 ドルコスト平均法とは、『変動する投資対象を常に同じ金額で定期的に購入する』という投資手法のこと。これにより、株価などの価格が高いときには少なく、低いときにはより多くを購入することができます。

 ドルコスト平均法のメリットは、平均購入コストを引き下げることができる点です。よって、高値掴みになるリスクが小さく、逆に下値ではたくさん拾えるため、失敗する可能性が低い投資ができ、特に長期間の積立投資で効力を発揮します。長期投資家にとっては株価の下落さえも歓迎すべき材料となるわけです」

◆長期の積立投資は途中で止めず、継続していくことが大事

 世界経済は常に動いており、時として大きな株価下落に巻き込まれることもある。株価が大きく値下がりしてくると、投資意欲が損なわれ、つい積み立てを中断してしまいがち。だが、長期積立投資を基本とするNISAでは。株価が安いときこそチャンスでもある。

「目先の株価の変動に一喜一憂するのではなく、将来にわたってコツコツと確実に積み立てていくことこそが重要なのです。過去には、リーマンショックやコロナショックといった株式市場の急落局面がありました。「こんなに下がっているのだから怖くて買えない」という気持ちも
わかりますが、ここで積み立てをやめてしまっては、長期積立投資のメリットが生かせません。実際、ここで安く買っておけばのちに大きなリターンに変わるわけです」

 積立投資では、「休まないこと」が成功の秘訣。株価が安いときこそチャンスと考え、NISAを継続したいものだ。

<取材・文/日刊SPA!取材班>

【福島 理】
(ふくしま・ただし)マネックス証券、マネックス・ユニバーシティ室長。日本テクニカルアナリスト協会国際認定テクニカルアナリスト。金融リテラシー向上のための教育活動に従事。テレビ、ラジオのほか、雑誌やWebでコラムを執筆。著書に『1時間でマスター!マンガと図解でわかる 新NISAの教科書』(扶桑社)、『勝ってる投資家はみんな知っている チャート分析』シリーズ(扶桑社)がある。

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