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松本潤、西島秀俊etc.「大物俳優の独立」が止まらないワケ。背景に“稼げる交渉人”の増加も

日刊SPA! / 2024年6月6日 8時50分

 たとえば米倉の場合、独立前には出演歴のなかった配信有料動画の大型ドラマに立て続けに主演した。『新聞記者』(2022年、Netflix)と『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』(2023年、Amazon Prime Video)である。

 一方で前所属事務所の会長が企画者であるテレビ朝日の人気作『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』には2021年の第7シリーズ以来、出演していない。

◆西島秀俊「ドラマより映画がやりたい」

 今年5月いっぱいでクォーター・トーンを離れた西島秀俊の場合、「事務所の皆さんと共に歩んだ日々は、私にとってかけがえのない宝物」と声明し、独立理由には触れなかったものの、やはり自由度の拡大を求めたものと見られている。

 西島はまず1997年に大手芸能事務所・渡辺プロダクションを離れた。退社のわけは「ドラマより映画がやりたいから」と伝えられた。同社時代の西島はフジテレビ『あすなろ白書』(1993年)など数々のドラマに出演していた。

 このほど退社したクォーター・トーンに入ったのは2002年。同社は新興勢力であり、当初は西島の個人事務所に近かった。同社入り後の西島は2010年ごろまで映画を中心に活動した。

 1999年の主演作『ニンゲン合格』(黒沢清監督) や2008年の同『東南角部屋二階の女』(池田千尋監督)などで評価を決定的にしたあと、2021年の同『ドライブ・マイ・カー』(濱口竜介監督)によって第94回アカデミー賞の国際長編映画賞を得た。

 しかし、徐々にドラマの仕事が増え、このところはかなり多い。TBS『ユニコーンに乗って』(2022年) 、テレ朝『警視庁アウトサイダー(2023年)、TBS『さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜』(3月終了)と、立て続けに出演している。

「もっと映画の仕事がしたいのではないか。事務所に所属していると、どうしても断れない仕事が出てくる」(B氏)

◆松本潤、STARTOにいることの長短

 やはり5月いっぱいで独立した松本潤のケースも「金銭目的の独立とは考える人はいないでしょう」(前出のA氏)という。

「『嵐』はSTARTO ENTERTAINMENTとエージェント契約ですが、松本さんも同社に残ってエージェント契約を締結していたら、ギャラのうち7、8割が得られたのですから」(A氏)

 松本は独立によって金銭とは違ったプラスがある。STARTO社勢の新規起用をストップしているNHK、テレビ東京の番組に出られる。

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