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ヤンキー女性の族車ファッション、平成から令和の変化が面白い。“サラシに特攻服”から“ギャル”に

日刊SPA! / 2024年6月7日 8時53分

◆令和は「ギャルファッション」で“族車”にまたがる

 そんなレディースの時代も終わり、30年以上たった今、暴走族ではありませんが、族車(旧車)に乗る若い女性が再び出現してきました。

 まず驚いたのは、そのファッションです。特攻服や厳ついメイクではなく、今時なセットアップやデニムのツナギ(オールインワン)、ヘソ出しなど、『egg』に出てきそうな“ギャル”なのです。また、単車の塗装に合わせてキラキラ系アイテムで揃えたトータルコーディネートだったり……平成時代の「厳つさ」とは正反対、令和では「可愛さ」を重視したスタイルなのです。

 時代が変わればファッションスタイルも変わるのは当然理解できるのですが、30年以上前のヤンキー系の女性を見てきた私にとって、非常に驚くべき事象でした。

 彼女たちの一人に「昔は女の子たちの族車の集団を“レディース”って言ってたんだけど、今のあなたたちをなんて呼べばいいのかな?」と質問したところ、こんな答えが返ってきました。

「特に呼び方はないんですけどね。楽しく走ることが大好きなんですが、可愛いファッションをしたいので“ヤンギャル”って感じじゃないですか~?」

 じつは30年前の『ティーンズロード』の誌面でも我々はヤンキー系の女性を「ヤンギャル」と呼んでいましたが、それから若者文化が何周したのかわかりませんが、令和の彼女たちも自分たちを「ヤンギャル」と言っていることに「時代は回っている」と感じてしまいました。もちろん、昔の「ギャル」と、今の「ギャル」ではニュアンスが大きく異なるとは思いますが……。

 もしかすると、バブル時代に流行った「ワンレンボディコン」も復活するかもしれませんよ。もう60代の私としては、今のギャルは少々理解に苦しみますが、ワンレンボディコンは大歓迎なんですけどね(笑)。

<文/倉科典仁(大洋図書)>

【倉科典仁(大洋図書)】
伝説のレディース暴走族雑誌『ティーンズロード』をはじめ、改造車だけを扱うクルマ雑誌『VIP club』や特攻服カタログ『BAMBO』、渋谷系ファッション雑誌『MEN’S KNUCKLE』など、数々の不良系雑誌の編集長を務めて社会現象を起こす。現在は、大洋図書発行の実話誌『実話ナックルズ』のYouTubeチャンネル「ナックルズTV」や、ギャル男雑誌『men’s egg』をWebで復活させたYouTubeチャンネル「men’s egg 公式」のプロデューサーとして活躍中。

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