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熟女キャバクラに通う70代の老人が「“お兄ちゃん”って呼んで」“熟女人気”のリアルとは?

日刊SPA! / 2024年6月12日 15時52分

 セット料金はタックス&サービス料別で3500円。ボトルが7000円からで、カラオケも歌いたい放題の格安店です。多少の不満があっても「安いからこんなもんか」と、見逃してくれるお客様が多いように感じました。

「キミちゃん、ちょっと痩せた?」「キヨちゃんはビール党だっけ……アサヒで良かったかな?」と、おばさんキャバ嬢を優しくもてなす男性がほとんどでした。コンビニで菓子パンや栄養ドリンク、スイーツなどを買ってきて「子どもの分も持っていきな」と、おばさんたちに配っているおじさんもいました。

◆ガチ恋おじさんの切ない日常

 とはいえ、おじさんだって色っぽいハプニングに全く期待していないわけではありません。指名嬢がいれば、いつかは結ばれたい、あんなことやこんなことがしたいと夢見ることもあるでしょう。

 格安店ながら、ひと月に200万も400万も売り上げる人気嬢もいます。今晩は誰が彼女と「ロンリーチャップリン」をデュエットするのだろう……と、おじさんたちはハラハラドキドキしているようでした。

 ある日、人気嬢の幼馴染さんが来店したことがありました。おじさんは、彼が彼女のことを下の名前で呼び捨てにしているのが癇に障ったようで「節度を持ってくれないと困る」と、腹を立てていました。おばさんが呼び捨てにされようが、ちょっと女の顔になっていようがけっこうどうでもいい気がしますが。

 おじさんの目には「初恋の彼と再会したヒロイン」として映ったのかもしれません。

◆熟女人気の実態
 
 おじさんは、大切な宝石に触れるように彼女の手に触れました。「ああ見えて苦労してるんだよ」「あんなに小さな身体で頑張っちゃってさ……」とおじさんたちは彼女について私に語りました。“若い女にはない弱さ”がおじさんの父性をくすぐるのかもしれません。

 生意気なキャバ嬢の「シャンパン飲みたい」より、おばさんキャバ嬢の「シャンパン飲みたい」の方がより切実さがあるというか、健気さがあるというか。

 若い女の子にはキモおじ扱いされるかもしれない、というかほぼ確実にされるのですが、おばさんなら自分を受け入れてくれるかもしれないなどの期待もあってか、かなりお金を使い込んでいるおじさんもちらほらいらっしゃいました。

 とはいえ、お客様は60代から70代がメインです。熟女扱いされているおばさんたちですが、彼らより20も30も若いわけです。それでもおじさんにとっては、おばさんはおじさんをバカにしないだろうという安心があるのかもしれません。

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