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食中毒にあっても泣き寝入り?ずさんなイベント運営に「ショックを受けた」男性の話

日刊SPA! / 2024年6月13日 15時51分

食中毒にあっても泣き寝入り?ずさんなイベント運営に「ショックを受けた」男性の話

※画像はイメージです

 行楽日和が続き、イベント情報を目にする機会が増えている。土日など休日にはイベントへ出かけ、フード系の出店を楽しみにしている人も多いかもしれない。けれど、そんなフード系の出店について、道場風馬さん(仮名)は注意してほしいと話す。
◆イベント出店を繰り返す男性

 道場さんは数年前まで畑違いの仕事をしていたが、ふとしたキッカケからイベント出店をするように。保健所への許可申請や食中毒にも対応してくれる事業者向け賠償責任保険など必要な手続きを済ませ、自身もイベント出店を楽しんでいた。

「そんなときに、今回お話する出来事がありました。身元がバレるのが怖いので、自分の年齢や出店予定だった販売物など詳しいことは言えません。でもイベントに行く人には、こういうこともあるのだと知ってほしいと思い、お話しすることにしました」

 イベント出店を繰り返すうち、イベントの主催者や運営委員のメンバーと知り合う機会も増加。また、さまざまなイベントにかかわることも多く、あるイベントでは運営委員の中心人物として活動するFさん(男性)とも親しくなった。

◆保健所に申請せず出店してほしい

「そしてFさんに誘われ、あるイベントに出店することにしたのです。それは、地域活性を掲げる団体が主催するイベントで、多くの大学生がボランティア協力し、花火も打ち上がる大規模なもの。嬉しいお誘いに二つ返事し、参加が決定。事前説明会の日がやってきました」

 その説明会で道場さんは、とんでもないやり取りを目の当たりにする。県外からの出店者Aが「季節営業の許可を取るつもり」と話したところ、運営委員の一人が「季節営業は必ず保健所がチェックに来るので、申請せずにそのまま出店してほしい」と言いはじめたのだ。

「季節営業の許可は各都道府県によって臨時営業や季節的営業などとも呼ばれ、イベントなどでの一時的なフード系の出店をするときに必要(※居住地や開催内容によっては不要)です。Aは、これまでに自身が居住する地域以外でも複数回の出店経験があったようです」

◆説明会の会場は静まり返ってしまった

 そのためAは「それは無許可で出店しろということですか? ほかの県で出店したときには季節営業の許可を取っていたし、問題はなかったですが」と反論。けれど、Aの意見を後押ししてくれる人は誰もいない。説明会の会場は静まり返ってしまったとか。

「実は事前説明会は複数回に分けて開催されていて、その日に集まった出店者は、初出店だったウチとAの2事業者のみ。あとは古くから運営に携わってきた人たちばかりで、さらには『保健所がチェックに来るとうるさいので、それでお願いします』と締め括りました」

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