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東大を出たのにすぐに辞めた新入社員「東大合格を目標に人生を送ってきたから」

日刊SPA! / 2024年6月14日 8時52分

「生活費が底をつきました。銀行では3ヶ月しか働いていないので、退職金はほぼありませんでしたから。インドならすぐに職は見つかるだろうと思っていたら、僕のような英語ができない、職歴もない日本人は門前払いでした」

必死で職を探し、知り合いのつてで、インドの会計事務所でパートタイムの仕事にありついたとのこと。だがそれも厳しい条件の元だった。

「僕のように会計士資格のない人間を働かせるのは、本来なら違反らしいです。そのため、契約期間中にアメリカの公認会計士を取らないとクビって言われました」

もともと勉強が得意な彼なので、簡単に受かるだろうと思っていた。日本なら実家に住んでいたし、銀行は17時で帰れるから、可能だっただろう。しかしインドでは生活を何とかするのにてんやわんやで、帰宅時間も遅く、勉強時間を確保することは難しかったようだ。

結局、合格見込みがないため、会計事務所を退職してしまったという。メガバンクを辞めたことを後悔しているのか、果たして意味があったのか。今は聞けそうもないが、おそらく“自分探し”の最中だろう。

◆②東大院から大手自動車メーカーに入り、半年で退職

Bさんは東大の学部から大学院に進み、卒業して大手自動車メーカーに入社した。エリート部署に配属されたが、「研修中に辞める決意をした」という。

「新入社員は、まず工場研修をするんです。そこでひたすらネジを数え続ける業務があって、私にとって本来の仕事とあまりにかけ離れているものでした。早く活躍したいと思っていたこともあり、合わないと感じて辞めました」

彼女は知人のツテで、ベンチャー企業に転職した。立ち上げたばかりの会社で、なんと役員にさせてもらえたのだという。意気揚々と入社したのだが……

◆ベンチャーに就職するも、給料が未払い

「転職先はとにかく激務で、土日もありませんでした。役員とは名ばかりで、人数が少ないので何でもやらされました」

元々ガッツのあるBさんにとって、そこまでは何とか耐えることができたらしい。しかし月給が振り込まれた時、金額を見て驚いたようだ。

「面接で言われた金額より、ずいぶん少なかったんです。社長からは“上場したら株価が上がるから”“退職金も含めているから”などと説明されましたが、どれも納得がいくものではありませんでした」

数か月後、業績の悪化に伴い給料も払われなくなってしまったという。Bさんは知人のメンツを潰すことがないように退職理由を考えており、前職に頭を下げて戻ることも検討しているようだ。

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