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セクシー女優に年齢制限はある?「超お姉さん系女優」の“需要とギャラ事情”を紐解く

日刊SPA! / 2024年6月15日 15時54分

 今まで女優歴を重ねてきたベテランが六十路になれば、人気度に応じて価値がつくものの、最盛期より明らかに落ちるのは目に見えている。70、80歳まで活動するなどまず無理で、そこまで応援してくれるファンがいたらもはや神の領域といえるだろう。

 余談だが、なぜ中高年モノはやたら着物を着させたがるのか。そしてパッケージに書かれた文字のフォントが似たり寄ったりなのか。たかなし亜妖が持つ長年の疑問なので、誰か教えてほしい気持ちでいっぱいである。

◆夜職生命が短い理由

 夜職が短命な理由は、何も需要が減ってしまう点だけではない。体力が持たない、お酒などで健康が損なわれる、そして求められる内容が濃くなり、ノリと勢いだけではモームリなデメリットが関係している。

 基本的にお酒を飲まなければならないし、営業メールやLINEのストレスは大きいし、まず第一に夜更かし生活の連続だ。激しい運動はせずとも地味に体力を奪われ、昼夜逆転が続くと段々体調がおかしくなってくる。若い頃は気にならずとも、年齢と共にじわじわとしわ寄せがやってくるらしい。

◆夜職は頭を使わなければならない職業

 また、年齢を重ねれば功績が積み上がり、「人間として成長していて当たり前」のレッテルを貼られるため、仕事ぶりを厳しくジャッジされるようになる。可愛い、キレイ、若いだけで人気を集めていても、長くは続かない。接客スキルやテクニック、人付き合いの良さ、自分の見せ方を理解し、自己プロデュース能力に長けていなければ稼ぎは落ちる。

 夜職は想像以上に頭を使わなければならない職業だからこそ、細部まで突き詰められないと地獄まっしぐら。プレッシャーや過去と現在の差に耐えられずに辞めてしまう人が大半なのだ。

◆年齢を重ねた後の収入は?

 オトナの世界は、基本的に年齢を重ねると稼ぎが少なくなる。20代のころは200万、300万当たり前だったのが半分に下がるなんてよくある話。これは当時と同じ売り上げを保っていられなかったり、ハードルを下げた店(つまりギャラも安い)へ移籍したり、体力や体調の問題で出勤日数を大幅に減らすのが原因と言えよう。

 若い子が絶対正義ではないけれど、悲しいかな夜職は20代が有利な世界。フレッシュな人材には期待を込めて星5つ的な感じで、先行投資がてら高いギャラ(時給やバック)を提示するけど、年齢を重ねている人への投資はかなりギャンブル。もともと数字を持っていない40代、50代を甘やかすほど業界は優しくない。
 
「夜職は成績を残せたらそこそこの年齢までは粘れる。しかし、体力等の限界を考えると、一般職よりかは遥かに短命」というのが私なりの考えだ。闇金ウシジマくんのとあるチャプターで“キャストが高給取りなのは退職金を前貰いしているようなもの”、というセリフがあるが、あながち間違いではない。

 延命措置は取れても、寿命自体は長くないのは働いている当事者が痛いほど理解している。令和のナイトワーカーは可能な限り稼いで、パパッと第二の道へ進むパターンが多いとのことだが、この話題はまた別の機会に話そうか。

文/たかなし亜妖

【たかなし亜妖】
元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。

―[元セクシー女優のよもやま話]―

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