3000万円から始められる「区分オフィスビル投資」、東京主要5区“以外”の穴場は?
日刊SPA! / 2024年6月16日 8時52分
![3000万円から始められる「区分オフィスビル投資」、東京主要5区“以外”の穴場は?](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/spa/spa_20240616_02007489_0-small.jpg)
※写真はイメージです
―[東京にビルを持とう。/青木龍]―
こんにちは。中小企業の経営者や富裕層向けの投資ビルを売買仲介する不動産会社アグノストリを経営している青木龍です。
物価上昇や円安が進むなか、お金を銀行に預けているだけではどんどん価値が目減りしていく。そんななかで、“ビル保有”こそ最強の資産防衛策だと思っています。
ビル保有と聞けば、難しそうに思われるかもしれませんが、一棟丸ごとではなくフロアごとに所有する「区分オフィスビル投資」は、頭金3000万円程度から始めることも可能です。連載3回目となる今回は、東京都内で将来性の高いエリアについて具体的にお伝えしていきたいと思います。
◆オフィスビル投資はハードルが高いからこそ狙い目
区分オフィスビル投資と聞いてもピンと来ない人のほうが多いはずですが、そこまで認知されていない背景を考察していきます。やはり、マンションなどに比べて「資金面のハードルが高いこと」が挙げられるでしょう。それこそ、ビル一棟では数億〜数十億円単位の取得費用がかかります。
私もこの業界に関わってから10年以上経ちますが、オフィスビル投資はマンション投資に比べて「融資のおりづらさ」を感じています。取得費用の3割〜5割は自己資金で用意することが求められ、必然的に資金力のある企業が優位になるわけです。
なぜマンションでは融資がおりるのに、オフィスビルでは融資がおりにくいのか?
もしかすると、新規参入者を増やしたくないのかもしれません。“財閥系”はオフィスビルを自社で保有し続けている一方で、居住用不動産を多数販売しており、銀行業においてはマンションなどの購入の際、積極的に融資してくれるのです。裏を返せば、オフィスビルは誰にも手放したくない大事な“資産”ということなので、自社で保有し続けている、と言えるのではないでしょうか。
参入にハードルがあるからこそ、オフィスビル投資は“狙い目”でもあるんです。
◆頭金3000万円から始められる「区分オフィスビル投資」
そんなオフィスビル投資に一般の方が参入できないかと言うと、そんなことはありません。
私の感覚では、1億円の頭金を用意して40坪〜50坪くらいの1フロアを取得することが理想です。ただ、最低でも3000万円〜4000万円ほどの頭金があれば、都内で区分オフィスビル投資ができます。
規模感としては、2〜3人で働くのに最適な1フロア20坪ほどのSOHOオフィス。
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