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「土下座までしたのに認めてくれない」…モームリ代表が語る、退職させてくれない“ヤバい会社”の特徴

日刊SPA! / 2024年6月17日 8時54分

「以前、上司に直接3回退職の意思を伝えたのに拒否され、弊社にご連絡された方がいました。3回目は土下座までしたそうですが、『上司がかたくなに認めてくれない』と。そもそも上司に退職を“認めない”権利はありません。弊社がその会社の総務に退職の旨を伝えたら、すんなり了承されました。

 他には、会社の支社に勤める依頼者から『サービス残業・休日出勤だらけだった』と聞き、本社に退職理由として伝えたところ『不足分を残業代としてお支払いします』と丁寧にご対応いただいたこともありました。大企業は支社まで監視できていないことが多いです」

◆入社式で「退職代行サービスは認めない」

 全国的に拡大している退職代行サービス。知名度に比例して、会社側の対応も変化したという。

「最近では、モームリから連絡が来ると退職理由を聞いてくる会社が増えました。『忌憚のないフィードバックとして会社運営の参考にさせていただきます』と感謝していただくこともありますね。

 一方で、入社式で『退職代行サービスの利用は認めない!』と宣言する会社もあったそうです。それを聞いた新入社員の方が不信感を抱き、その日に依頼してきました(笑)。そんな宣言をする必要があるのは、それだけ退職代行サービスを使われているということでしょう」

◆退職代行サービスはなくなるべき

 最近では、会社からの講演依頼が絶えないという谷本氏。4月の退職件数は去年の10倍で、200人以上から中途採用の応募が来るなど、モームリは破竹の勢いを続けている。しかし、「最終的には退職代行サービスはなくなるべき」と谷本氏は語る。

「労働者が働きやすい環境を会社側が作ってくれれば退職を代行する必要はないんです。しかし、退職時に数百万円の賠償金を要求したり、『ウチは2か月経たないと辞めれない』と主張してきたりと“ヤバい会社”が後を絶えない以上、モームリは続けていくべきだと思っています。

 特に新入社員の方は知識を持ち合わせておらず、法的効力のない言葉を真に受けてしまうこともあります。会社に少しでも疑問を感じたら、ぜひ一度相談してほしいですね」

 世の中にはまだまだ、退職代行サービスを利用せざるを得ない“ヤバい会社”があふれている。

<取材・文 日刊SPA!編集部>

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