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迷惑客よりもタチの悪い“迷惑店員”。「わざと愛想悪く接客」する理由にア然…

日刊SPA! / 2024年6月19日 15時54分

 さらに、「お客に対して態度悪く接しているのは、わざと」だと言い、その理由については「だるいから」「お客が減るように」「客が来ても来なくても、同じ時給」などと説明。「愛想が悪くても、レジとか商品包装とかやることやってれば、客も文句は言わない」とも。

◆覆面調査員が派遣されていた!

「職場にいる3人ものスタッフが同じような歪んだ考え方をしていることに驚きましたし、おもてなしの心がないことが残念に感じました。それから半年以上が経ったとき、珍しく店長とエリアマネージャーがいっしょに来店。先輩スタッフ3人が呼び出されました」

 スタッフルームのドアが薄く、少し開いていたため、レジ付近で耳を澄ますと会話がダダ漏れ。先輩たちが、ものすごい剣幕で怒られているのが聞こえてきた。実は以前から、接客に関しての苦情が本部へ複数回入っていて、売上もほかの店舗と比べて極端に悪かったとか。

「状況を把握するため、本部はだいぶん前から接客をチェックする外部の調査員(覆面調査員)を派遣していたようでした。そしてこれは店長からあとで聞いた話ですが、私を雇ったのも、『調査の結果を伝えて指導したとき、3人全員が辞めたら困る』という理由だったようです」

◆“ありえない店員”たちのその後

 店長やエリアマネージャーは、辞めていったスタッフやほかのスタッフからも相談を受けていて頭を悩ませていたようだ。かなり怒られてバツが悪かったのか、3人は示し合わせたように翌日から連絡もなく来なくなってしまったという。

「お陰で職場の士気も上がり、働きやすくなりました。ただ、辞めていった3人のように“おもてなしの心”がない人には、もう二度と接客に携わる仕事をしてほしくありません。彼女たちの行為は、接客業で頑張る人たちの足を引っ張る所業でしかないと思うからです」

 迷惑客が話題になることもあれば、今回のように“ありえない店員”について議論が交わされることもある昨今。どちらに遭遇しても気分が萎えること間違いナシの悲しい現実を変えていくには、相手の気持ちを考えた思いやりの行動が求められそうだ。

<TEXT/夏川夏実>

【夏川夏実】
ワクワクを求めて全国徘徊中。幽霊と宇宙人の存在に怯えながらも、都市伝説には興味津々。さまざまな分野を取材したいと考え、常にネタを探し続けるフリーライター。Twitter:@natukawanatumi5

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