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六本木の「バーレスク東京」が沖縄に進出。“プレイングマネージャー”に聞く、経緯と展望

日刊SPA! / 2024年6月20日 15時51分

◆「2500人の前で歌った」ことが一番の思い出

――Miiさんにとってエンターテイメントとはどんな存在ですか。

Mii:私の世代はMAXさんや安室奈美恵さんなど、“歌って踊れるかっこいい女性”の魅力をもろに感じて育っていて、いつか自分もそうなりたいと思っていました。エンターテイメントに触れている時間は、誰もが日常の辛いことや悲しいことを一瞬だけ忘れられたり、和らげることができると思うんです。その人の人生に入り込んで、ネガティブなものを少しでも薄らげるというのは、とても偉大な力ですよね。私自身、もしもエンターテイメントがなかったらどうやって生きてきたんだろうと今でも思うほど、没頭してここまできました。自分が提供する側になる難しさもありますが、やはりお客さんの反応などを見ていると、「やり続けてよかった」と心から思えますね。

――バーレスク東京在籍中、もっとも印象深い思い出があれば教えてください。

Mii:どれも思い出深いですが、ワンマンライブをさせていただいたのは今でも鮮明に思い出しますね。先ほどもお話してように歌手志望だったので、ステージに立たせていただけたことは感謝しています。ライブの規模は2500人ほどで、あれだけのお客さんに囲まれて歌を聞いていただく機会はめったにないと思うので、いい思い出です。

◆キャストと運営の二刀流で日々奮闘

――『ちゅらさん6』代表として心がけていることはありますか。

Mii:正直、キャストとして13年間勤め上げ、後半はバーレスク東京の女性を率いるポジションの経験があったので、運営の仕事も多少はわかっているつもりでいました。でも、全然そんなことはなかった(笑)。代表は店舗のすべての事柄を把握し、場合によっては関与して、常に判断を迫られます。自分でできると思った仕事でも、あえてキャストに任せる忍耐も必要ですし、もちろん経営的な視点も必須でしょう。そうしたことがだんだんわかってきたとき、これまで当たり前にサポートしてもらっていたひとつひとつへの感謝に繋がりました。キャストとして、運営側として、両面において自分の背中を見せ続けることによって、店の全体をひっぱっていける存在になるよう奮闘中です。

◆沖縄で「日本最大級のショーを目指す」

――最後に、『ちゅらさん6』の今後において注目してほしい部分はどこですか。

Mii:施設総面積220坪という、テーマパークを彷彿とさせる壮大なスケールと、そこで行われるショーの熱気でしょうか。かっこよく、セクシーに、でも可愛らしさも手放さない――全部が揃った日本最大級のショーを目指しています。また、年代や性別を問わずに心惹かれる場所にしていきたいと思っていますので、お近くにお立ち寄りの際はぜひお待ちしています!

=====

 コロナ禍で押し寄せた自粛の波は、夜の街の元気を奪っていった。現在もなお、コロナ以前の活気を取り戻せない街も多い。だがそうした逆境を経て、バーレスクグループの新章が幕を開けた。エンターテイメントを心から愛し、長きにわたってバーレスク東京の看板として活躍したMiiさんのショーにかける熱が、海を渡ってさらに多くの人々の心の導線にエネルギーを着火していく。

<取材・文/黒島暁生>

【黒島暁生】
ライター、エッセイスト。可視化されにくいマイノリティに寄り添い、活字化することをライフワークとする。『潮』『サンデー毎日』『週刊金曜日』などでも執筆中。Twitter:@kuroshimaaki

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